3Dスキャン

【制作事例】生産中止になったトラック模型を3Dスキャンで複製

車模型の3Dスキャン

 

先日、車の3Dモデル作成依頼を行いました。

こちらは、生産中止になった40年ほど前の車模型(かなり希少なものらしい…)を、3Dプリンターで複製したいという内容。こちらがその車模型です!

展示物として利用

さて、こちらのスキャン依頼ですが、某有名アーティストのイベント会場で使用したいというものです。

アーティストが生まれた時の町並みを再現するために、車などの小道具を使用。このトラックは、その一部です。この機種は40年以上も前もので、現在は生産中止になっております。

複製にあたり、フルカラー素材の3Dプリンターを使用しました。合計で15台作成しました。

3Dスキャンで撮影

こちらを「Artec Eva 3D scanner」というハンディタイプの3Dスキャナーで撮影。

▼3Dデータ

 

まずはサンプルで1台を製作。全長70mm程度なのですが、サイズが小さいため、1台目は前輪が取れました。

前輪部分を修正し、クライアントにクオリティを確認してもらってから15台を造形。パーツの部分が細かいので、フルカラー石膏よりも強度の強いフルカラー樹脂を利用しました。

 

左が本物の模型、右がフルカラー樹脂の模型です。

納期は全部で3週間ほど。

3Dプリンターによって複製(レプリカ)を行うという取り組みは多くあります。3Dデータ作成と同じくらい、預かった車模型をなくさないようにするのが大変でした。


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