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3Dスキャンの技術がガンプラに?「ガンプラバトルラボラトリー」をご紹介!

ガンダムのプラモデル「ガンプラ」をご存知ですか? 今回は「THE GUNDAM BASE TOKYO」で実施されていた「ガンプラ」を3Dスキャンしてゲームをプレイすることができる「ガンプラバトルラボラトリー」を紹介します。

「ガンプラとは?」

「ガンダムシリーズ」全体に登場する「モビルスーツ」や「モビルアーマー」と呼ばれる兵器及び艦船等、商品としてプラモデル化されているもの全ての総称として用いられています。「ガンプラ」は1980年から日本で近年では世界中で販売されており、特に人気が高いのは台湾や中国等のアジア地域です。

「ガンプラ」の技術の進化!

1980年代半ばまでのキットはパーツの色分けが施されておらず、組立には接着剤が必要でした。また、可動部位が少なく可動範囲も狭いといった状態でした。

「機動戦士Zガンダム」放送当時のキットではポリキャップが採用され、2色程度の色分けもされており、1988年の「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」のキット以降では接着剤を使わずに組み立てられる「スナップフィット」や色分け済みパーツ「いろプラ」等が採用され、誰でもあまり手間をかけずに組立を楽しめるようになりました。

「ガンプラバトルとは?」

テレビアニメ「ガンダムビルドファイターズ」シリーズや「ガンダムビルドダイバーズ」シリーズ等の作中で流行している「ガンプラ」を用いた対戦競技のことです。

「ガンプラバトルラボラトリー」に使われている3Dスキャン技術

3つのカメラと複数のレーザーセンサーを備えたターンテーブル型で、テーブルが回転しながら赤色レーザーで「ガンプラ」を計測し、形状や色、テクスチャーを反映して3Dデータを作成する仕組みとなっています。また、調整することによって、1/100や1/60といった「ガンプラ」のサイズに対応できる仕組みです。

完成した3Dデータをオリジナルゲーム「GUNPLABattlePparationCheck」に取り込み、遊べるようになっています。ゲーム内容はシューティングゲーム方式になっていて、制限時間内に障害物を破壊していく方式となっています。取り込んだ3Dデータはコントローラーで操作できるそう

また、可動部や関節は設定することができ、自由に動かせるようになっています。

3Dスキャナの技術は色々な分野で活躍している!

3Dスキャンの対象物から現物と同じものや金型等を製作するリバースエンジニアリング、物が計画通りにできたかどうかを比較・評価する検査、文化遺産や美術品等の形状データを保管したりできる等幅広い分野で活躍しています。

最後に

「ガンプラバトルラボラトリー」は7月21日から9月2日までに実施されていた企画でまだ試作段階であるそうです。今後、開発が進みアーケードゲーム化したらおもしろそうですね。

参照
「ガンプラバトル」が現実に バンダイ、3Dスキャナでガンプラをゲームに取り込む|ITmedia


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