2016年、ポケモンGOが空前の大ブームを起こしました。
それと同時に、「AR」の技術にも注目が集まったといえます。さて、ポケモンGOによって、AR市場はどのような様子になったのか?
いくつかの考察記事、SNSの反響を元に書いていきたいと思います。
ARの説明がしやすくなった
2~3年前までは、「ARとはなんぞや?」という状態だったのですが、ポケモンGOによってARの認知度は高まりましたね。
仕事の後hololens布教してきました。拡張現実とかARとか言わずに「現実+α」「ポケモンGoと同じ」これで大体通じた。まあ見てもらってからだったので説明が楽でした。
— ぴえ~る (@testtaro0411) 2017年8月11日
ARって何って言う人多いけど、まぁ、一言で説明するならポケモンGO。
— ひかり@Shining☆Romance沼 (@ppoo71) 2017年8月5日
新しくアプリを作る人、ARの技術開発の際にも、一言で説明がしやすくなったと思います。
ARの技術研究者はショックを受けている?
非常に面白かった記事です。
技術面でARの研究を進めていた方からすると、ポケモンGOの成功に少し落胆したという内容。技術は手段か目的かということが読み取れますね。
ARの研究者たちは「実世界との精密なマッチング(隠れ処理とか、パースを合わせるとか、影を落とすとか、遅延がないとか)」に全力で取り組んできたので、ポケモンGOがARのキラーコンテンツだなどと言われると、「俺たちがやってきたことはなんだったんだ」ってなるらしい。
— 山中俊治 Shunji Yamanaka (@Yam_eye) 2016年8月16日
目的と手段を取り違えてしまってるパターンですね… 顧客が求めるのは体験であって技術ではないので。体験を実現するための技術と言うならば「オーバースペックではないか?」という疑問は常に必要だと思うし
— ハニュー@8/22迄SU-GSP (@yukihanyu1) 2016年8月17日
新市場のルール作りに熱が…
米ミルウォーキー郡は今年初め、ポケストップの郡内の公園への設置を許可制とし、許可料金を取るという内容の条例を制定した。多くのユーザーが訪れて整備費がかさんだのが大きな理由だが、これに対し、米国で位置情報を使うゲームを開発する企業が「憲法で保障される表現の自由を侵害している」と提訴。同州の連邦地裁は、憲法違反だとして条例の執行を停止する命令を出した。
参考記事:VRとAR ルールは過渡期 「ポケGO熱狂」1年 海外では知財巡り訴訟も
ドローンや3Dプリンターもそうですが、技術の普及とともに法整備が行われます。
ポケモンGOでも、”立入禁止の場所に入る” “運転中にゲームをして交通事故を起こす”などの事件が多発しました。
ARのゲームユーザーが起こした不法行為をゲーム会社が責任を負うのか?という点が大きな論争を起こしそうです。
以下、ポケモンGOによる事件まとめ
『ポケモンGO』ポケストップに指定されたオーストラリアの警察署が「中に入ってこないで」と告知する騒ぎにwwwwww
アプリの売上は約1,000億円
ポケモンGOの売上は、2016年末までに1,100億円を超えたと言われています。ちなみに、売上世界一はモンストの1,300億円。日本企業強し。
2017年の記事があまり出なかったのですが、既に売上は超えてそうですね。
参考記事:「ポケモンGO」、2016年末までに約1,100億円を売上!
ちなみに、2016のARの世界市場が2,600億円なので、なんとポケモンGOはAR市場の半分近くを叩き出しています。日本市場でなく、世界市場です。
AR市場予測レポートが発売 2016年は約2,600億円、2023年は約7兆円に
なお、2017年8月時点で、伝説のポケモンの登場により再度売上が上昇しているそうです。1日の売上は過去最高に。。まだまだ伸びそうですね。
『ポケモンGO』、伝説のポケモンが解禁され1日の売上が過去最高に! 世界各国の収益ランキングで1位に返り咲くwwwww
最後に
任天堂のもつヒット作品とAR技術が組み合わさったポケモンGO。
AR市場において大きな可能性を示唆し、経済的にも影響を与えたと思われます。ポケモンGOの次にどんなサービスが出てくるのか期待です!
次はスパイダーマンかな?
ポケモンGOとスパイダーマンがAR
これでARはだいたい理解できたから次はVR#飛び出すARスパイダーマン pic.twitter.com/BO0YvnE69H— たろう (@taro_miyahara) 2017年8月12日
3Dモデル制作サービス『モデリー』では、納得の価格、安定の品質であらゆる3Dデータを提供します。まずはお気軽にご相談ください。
3Dプリントが3日で届くサービス『3Dayプリンター』も展開しています。3Dモデリングから3Dプリント・塗装など後加工までサポートします。