3DCG

【2024年最新版】3Dモデルを販売・購入できるサイト10選を国内・海外別に紹介!

3Dモデルを販売しようと考えた際に、3Dモデル・3Dデータをどこで販売すればいいか迷ったという経験が多い方が度々見受けられます。

そこでこの記事では、「自分の3Dデータを有料で出品できるサイト」を国内・海外別に詳しく紹介します。

自作した3Dデータを個人で使用するだけではなく、マーケットプレイスなどで販売することで収益を得たり、より多くの人に利用してもらえるようになります。

この記事で分かること
・3Dモデル販売サイトの概要
・3Dモデル販売サイトの注意点
・アニメーションやゲーム用の3Dデータを販売できるサイト(国内外別)
3Dプリント用の動きのない3Dデータを販売できるサイト(国内外別)

3Dモデル販売サイトとは?

3Dモデル販売サイトは、3Dモデルを求めるユーザーと、それを制作するクリエイターを結びつけるオンラインプラットフォームのことを指します。

これらのサイトでは、多岐にわたるジャンルの3Dモデルが取引されており、ゲーム開発、建築、広告、映画、VR/ARなど、さまざまな分野で活用されています。

3Dモデル販売サイト2つの注意点

ここでは、3Dモデル販売サイトを利用する際の注意点を紹介します。

3Dモデル販売サイトの注意点

1.著作権
2.モデルの品質

それではここから、3Dモデル販売サイトの注意点を1つずつ紹介・解説します。

1.著作権

3Dモデル販売サイトを利用する際、特に注意しなければならないのが「著作権」です。

3Dモデルは、音楽や絵画と同じようにダウンロードしたモデルの著作権は、クリエイターに帰属します。

許可されたライセンス範囲を超えてモデルを使用すると、著作権侵害となり、法的責任を問われる可能性があります。最悪の場合、損害賠償の請求や刑事罰を受けることもあるので細心の注意を払いましょう。

3Dモデル販売サイトを利用する際は、著作権に十分注意し、ライセンスの範囲内で正しくモデルを利用しましょう。

2.モデルの品質

3Dモデル販売サイトを利用する際は、「モデルの品質」に気を付けましょう。

無料モデルの中には、クオリティが低いものや修正が必要なものも含まれる場合があります。

ダウンロード前にレビューやコメントを確認し、品質を判断しましょう。

販売する前に3Dデータの用途を確認する

一口に3Dデータと言っても、用途により取り扱う販売サイトも変わってきます。自作した3Dデータが以下のどちらに当てはまるかを確認しましょう。

  • ゲームやアニメーションに用いるローポリゴンの3DCGデータ
  • 3Dプリントなどに用いる動きがないハイポリゴンの3DCADデータ

確認ができたら、自分が出品したいサイトで実際に販売してみましょう。

※以下、本記事中すべての画像はソフトウェア公式サイトからのスクリーンショット、および操作画面をキャプチャしたものです。

アニメーションやゲーム用の3Dデータを販売できるサイト(海外)

Unity アセットストア

Unity アセットストア

ゲームエンジンソフトウェアのUnity(ユニティ)には、3Dモデルを売買できるアセットストアがあります。もちろん、取り扱われている3DモデルはUnity内で使用可能です。

また、3Dデータだけでなく、2D素材や開発効率を上げるプラグインなども販売されています。有料のものが多いですが、無料で使えるアセットも配布されています。

特徴

  • 販売にはUnityのアカウントが必要(無料)
  • Unityユーザー向けのアセット全般の販売プラットフォームだが、特に3Dデータの購買が盛んでユーザー数が多い

販売できるデータ形式

fbx形式かobj形式を含んだUnityアセットとして販売可能(Maya、Max、Blenderなどの元データを同梱可能)

販売手数料

30%

公式サイト

Turbosquid(ターボスクイッド)

TurboSquid

アメリカに本社があるTurboSquid社が提供する3Dデータの売買サイトです。2019年現在では70万点以上の3Dモデルが出品されており、非常に大きなプラットフォームになっています。

特徴

  • 海外で非常に有名な3Dデータ売買プラットフォーム
  • 販売されている3Dデータのクオリティが高く、高価なものが多い

販売できるデータ形式

3dsMaxやMayaの製作したソフトウェアの生データから、fbxやobjなどの汎用形式まで幅広く販売できる

販売手数料

60%

公式サイト

Free3D(フリー3D)

Free3D

基本的には無料の3Dデータ共有サイトですが、プレミアムモデルとして安価帯での3Dモデルの販売が可能なサイトです。元々はTF3DMが独立して運営していましたが、2017年にTurboSquid社に買収されました。

特徴

  • 海外のサイトだが、日本語ページが存在する
  • 無料の3Dデータも多く公開されており、販売されている3Dデータも低価格帯が多い
  • TurboSquidと運営会社が同じ

販売できるデータ形式

3dsMaxやMayaの製作したソフトウェアの生データから、fbxやobjなどの汎用形式まで幅広く販売できる

販売手数料

40〜60%

公式サイト

アニメーションやゲーム用の3Dデータを販売できるサイト(国内)

Model Wave(モデルウェーブ)

Model Wave(モデルウェーブ)

株式会社モデリックスが運営する数少ない国内の3Dデータ売買プラットフォームです。基本的に有料の販売サイトですが、一部サンプルとして無料のデータも存在します。

特徴

日本のサイトのため、日本語での販売が可能

販売できるデータ形式

max、shd、lwo、3ds、obj、3dsの6種類のみ対応

販売手数料

45%

公式サイト

3Dプリント用の動きのない3Dデータを販売できるサイト(海外)

Shapeways(シェイプウェイズ)

Shapeways

オランダで設立されたshapeways社が運営する3Dプリントサービスのプラットフォームです。ユーザーは自作した3Dデータを入稿して3Dプリントを注文できるほか、自身の3Dデータを3Dプリント物として販売できます。3Dデータのダウンロード販売はできません。

特徴

  • 3Dデータをそのまま販売するのではなく3Dプリント物として販売できる
  • 素材数が多く、陶器やガラスなど特殊な素材を取り扱っている
  • 世界最大級の3Dモデルコミュニティサービスで本社は米国でオランダにも支社を構えている

販売できるデータ形式

dae、obj、stl、x3d、x3db、x3dv、wrl

販売手数料

0%(3Dプリント費用のみ)

公式サイト

3Dプリント用の動きのない3Dデータを販売できるサイト(国内)

Rinkak(リンカク)

Rinkak(リンカク)

カブク社が提供する日本国内の3Dプリント物のマーケットプレイスです。shapeways同様、自作した3Dデータを3Dプリント物として販売できます。

特徴

  • 3Dデータをそのまま販売するのではなく3Dプリント物として販売できる
  • 自由にクリエイター利益を設定できる
  • おしゃれなプロダクトが集まっており、サイト自体のデザイン性も高い

販売できるデータ形式

obj、stl、ply、vrml(wrl)

販売手数料

3Dプリント費用+30%

公式サイト

DMM.make

DMM.make

DMM.comが運営する3Dプリント物のマーケットプレイスです。出品点数が非常に多く、可動式のデッサン用人形や鉄道模型など、3Dプリントならではのニッチな商品が多く揃っています。

特徴

  • 3Dデータをそのまま販売するのではなく3Dプリント物として販売できる
  • 最終製品だけでなく、治具や鉄道模型なども多く上がっている
  • 3Dプリントの価格が非常に安いので売りやすい

販売できるデータ形式

stl、3mf、obj、3da、step、iges、ply、vrml・wrml形式

販売手数料

0%(3Dプリント費用のみ)

公式サイト

3D CAD DATA.com

3D CAD DATA.com

Hanza Studioが提供する3Dデータの共有サイトです。有料の販売ではなく無料のダウンロードサイトなのですが、共有した3Dモデルに対して、1いいねあたり1g相当の3Dプリンターの材料が配布されるユニークな3Dデータ共有サイトです。

特徴

  • 販売ではなく無料公開のみ対応、ただし1Likeあたり1g相当のフィラメント(3Dプリンターの材料)がもらえる
  • フォローしているユーザー、新着、カテゴリ、ランキングごとに3Dデータを並びかえられる
  • SNSと連携して登録・ログインが可能

販売できるデータ形式

stlのみ

利用手数料

0%

公式サイト

どちらの3Dデータを販売できるサイト(海外)

CGtrader(CGトレーダー)

CGtrader

CGtraderは2011年に設立された3Dモデルの販売プラットフォームで、90万点の販売モデル、220万人のユーザーが登録する非常に巨大なサービスです。取り扱っている3Dモデルの種類も幅広く、販売手数料の比較的安いため、自作した3Dモデルを販売する際には登録しておいて損はないサイトです。

特徴

  • 販売手数料が安い
  • 有名なサイトでユーザー数が多い
  • ゲーム、アニメーションモデルだけでなく3Dプリント用モデルも販売できる

販売できるデータ形式

max、obj、fbx、3ds、stl、c4d、blend、ma、mbなど幅広いデータ形式で販売可能

販売手数料

20〜30%

公式サイト

Sketchfab(スケッチファブ)

Sketchfab

Sketchfabはダウンロード不可の3Dデータの閲覧・共有サービスとしてスタートしましたが、現在では無料・有料を含めダウンロード配布が可能です。ユーザー数・コンテンツ数が多いため、3Dモデルの販売プラットフォームとしても活用できます。

特徴

  • 無料の3Dデータも多く公開されている
  • ゲーム、アニメーションから3Dプリント用モデルも販売できる

販売できるデータ形式

fbx、3ds、max、blend、obj、stl、c4d、ma、mb、lwo、lxo、skp、unitypackage、uasset、dae、plyなど幅広いデータ形式で販売可能

販売手数料

30%

公式サイト

まとめ

本記事では、3Dモデル販売サイトの注意点や3Dモデルを販売・購入できるサイト10選を国内・海外別に紹介しました。

3Dモデル販売サイトでは、ひとつのデータを複数のマーケットプレイスに出品することも可能です。

3Dデータの販売だけで大きな収益を上げるのは難しい印象ですが、クリエイターの腕次第で副業やビジネスとして成立する可能性があります。

自作した3Dデータが手元にある人は是非販売してみてください。


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