3Dソフトウェア

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これがないと始まらない。3Dデータを開くためのフリーソフトまとめ

3Dデータの活用が3DプリンターやAR・VR、アニメーションまで非常に多岐に渡っていますよね。今回は「初めて3Dデータを触る」という人に向けて、3Dデータを開くためのフリーソフトを紹介します。

今回は、見るだけに特化したビューアーソフトと、3Dデータ作成や編集も可能なモデリングソフトの2種類に分けて紹介します。必要な機能やソフトウェア毎の対応拡張子に応じて活用してください。

※以下、本記事中すべての画像はWebサイトからのスクリーンショットおよびソフトウェアの操作画面をキャプチャしたものです。

ビューアーソフト

MeshLab(メッシュラブ)

Meshlab(メッシュラブ)

テクスチャー(カラー)情報も一緒に読み込める数少ないフリーソフトです。 色なしの3Dデータも読み込み可能なので、インストールしておくと非常に役立ちます。また、簡単なメッシュの編集もできます。

対応データ形式

PLY、STL、OFF、OBJ、3DS、COLLADA、PTX、V3D、PTS、APTS、XYZ、GTS、TRI、ASC、X3D、X3DV、VRML、ALN

Meshlab|ダウンロード

Mini Magics(ミニ マジックス)

Mini Magics(ミニ マジックス)
Materialise MiniMagics | Free STL File Viewerからキャプチャ

Mini Magics(ミニ マジックス)は、色なしのSTLデータしか閲覧できません。しかし、そのデータで3Dプリントが可能かどうかのエラーチェックができる特別な機能があるソフトウェアです。

シンプルで非常に使いやすいです。STLデータは3Dプリント時にやり取りされるデータ形式ですので、3Dプリンターを新たに購入、もしくは今後使用する人にオススメのフリーソフトです。

対応データ形式

STL、MAGICS、MGX

Mini Magics|ダウンロード

A360 Viewer(エー360 ビューアー)

A360 Viewer(エー360 ビューアー)

多くの3Dソフトウェアを提供しているメーカーAutodesk社が出しているブラウザ上で動く3Dビューアーソフトです。インストール形式ではないですが、3Dデータをアップロードしてすぐに確認できるので便利です。非常に多くの拡張子に対応しているのも魅力です。

アカウントと連動するので過去にアップロードしたデータが管理できます。共有URLを発行して、シェアも可能。Fusion 360という有名な無料ソフトウェアの裏でもこのシステムが動いています。

対応データ形式

3DM、3DS、ASM、CATPART、CATPRODUCT、CGR、COLLABORATION、DAE、DGN、DLV3、DWF、DWFX、DWG、DWT、DXF、EXP、F3D、FBX、G、GBXML、IAM、IDW、IFC、IGE、IGES、IGS、IPT、JT、MAX、MODEL、NEU、NWC、NWD、OBJ、PRT、RVT、SAB、SAT、SESSION、SKP、SLDASM、SLDPRT、SMB、SMT、STE、STEP、STL、STLA、STLB、STP、STPZ、WIRE、X_B、X_T、XAS、XPR

公式サイト

Sketchfab(スケッチファブ)

Sketchfab(スケッチファブ)

こちらもA360 Viewerと同様、インストール形式ではなくWebブラウザ上で動くタイプのソフトウェア。元々は3Dモデルをweb上に公開・共有するためのWebサービスです。ただし、非公開設定で閲覧が可能なため、シェア目的ではなくビューアーとしての利用もできます。

シェアが必要になったら共有URLを発行し、第三者へ簡単に共有できることも魅力のひとつです。

対応拡張子

obj、blend、fbx、gltf、glb、3dc、asc、3ds、ac、abc、bsp、bvh、craft、dae、dat、dw、dwf、dxf、flt、geo、gta、igs、iges、iv、ive、kmz、las、lwo、lws、mc2obj、md2、mdl、mu、ogr、osg、osgt、osgb、osgterrain、osgtgz、osgx、ply、q3d、shp、stl、sta、txp、vox、vpk、wrl、wrz、x、zae

公式サイト

3Dモデリングソフト

Blender(ブレンダー)

Blender(ブレンダー)

オープンソースの3DCGモデリングソフトです。本格的な3Dデータ作成ができ、レンダリングやアニメーション、コンポジット機能まで備えています。

ビューアーとして使うには機能が多くて扱いづらいかもしれませんが、CG系のデータを扱うのであればインストールしておきたいソフトです。

対応データ形式

TGA、JPG、PNG、OpenEXR、DPX、Cineon、RadianceHDR、Iris、SGIMovie、IFF、AVIandQuicktimeGIF、TIFF、PSD、MOV、3DStudio、AC3D、COLLADA、DECObjectFileFormat、DirectX、Lightwave、MD2、MotionCapture、Nendo、OpenFlight、PLY、ProEngineer、Radiosity、RawTriangle、Softimage、STL、TrueSpace、VideoScape、VRML、VRML97、Wavefront、X3DExtensible3D、xfigexport

※また、blenderはプラグインが多く開発されているため、上記になくともプラグインや独自スクリプトの導入で読み込める場合があります(Metasequoia形式など)。

Blender|ダウンロード

Fusion 360(フュージョン 360)

Fusion 360(フュージョン 360)

非商用や学生・教員・スタートアップは無料で利用できるAutodesk社の3DCADソフトウェアです。こちらも本格的なCADモデリングができるソフトウェアで機能が多いですが、特にCAD系のデータを扱う場合は入れておいて損はないソフトです。

対応データ形式

3dm、asm、cam360、CATPart、CATProduct、dwg、dxf、f3d、fbx、g、iam、ige、iges、igs、ipt、neu、obj、prt、sab、sat、skp、sldasm、sldprt、smb、smt、ste、step、stl、stp、wire、x_b、x_t、123dx

Fusion 360|ダウンロード

まとめ

今回ご紹介したソフトウェアでほとんどの3Dデータは閲覧可能です。3Dソフトウェアには無料のものが増えてきているので、とても助かりますね。これから3Dデータに触れる方は是非利用してみてください。


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