Magic Leap(マジックリープ)とは?
MagicLeapは、ARやVR技術を手がける海外のベンチャー企業です。
イメージ映像がとにかく凄い、MR技術を使っている、1千億円以上の資金調達をしている…など様々な噂が飛び交っております。今回はそんな「Magic Leap」の事業モデルや現在の状況などをまとめてみました。
※2017年時点の考察記事です。
①MR技術を活用
MRは「複合現実」と呼ばれています。VRのヘッドホンカメラに付け、現実世界にデジタル空間を反映させる技術のことを指します。
VRと違うのは現実世界とリンクしていること。ARと違うのは、特性のデバイス機器を使うことで視界の多くが仮想空間となるということです。ARとVRのいいところ取りのようなモデルです。
②謎に包まれている超ステルス企業
2010年に設立されてから、「MagicLeap」が何をしているかは秘密に包まれていました。2015年のデモ動画が公開されるまで、。
しかしプロダクト非公開にも関わらず評価額は5,000億円を超えるまでに。。
なお、現時点では一般向けのサービスは公開されておりません。私たちが実際に「Magic Leap」を手にとって利用できるのはまだまだ先のようです。
③とにかくイメージ動画が凄い
MagicLeapの公式にチャンネルに動画が5つほど上がっています。かなり未来的な内容で驚きます。
▼巨大過ぎるクジラ、手のひらに象が乗ったり、画期的なシューティングゲーム、新しいECのカタチなど…未来を示唆するモデルです
▼家の中にスター・ウォーズのキャラが動いています。
④Googleが5億ドルを投資。創業メンバーもそうそうたる面子
2015年にGoogleから約500億円、2017年までで総額2,600億円を調達しております。
会社の評価額は5,000億円とも言われており、非上場企業にも関わらず破格の価値がついております。日本の企業で5,000億円の時価総額がついているのは、清水建設、キッコーマン、日揮など。
プロジェクトに関わっているメンバーも錚々たる顔ぶれです。
まずRony Abovitz。彼は医療ロボットのマコ・サージカル社を16億5000万ドル(1994億円)で売却したばかり(MAKO共同創業者)。
次にRichard Taylor(WETA共同創業者)。彼は「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビットの冒険」「第9地区」など手がけたVFXのプロ集団・WETAウォークショップのクリエイティブ・ディレクターです。
今年3月にはベテラン・ゲームデザイナーのGraeme Devineが参画してまたまた信用度アップ。彼はこの正体不明の技術を核に、まったく新しいゲームスタジオをつくる仕事を任されました。
4月にはベテラン・テックマーケティングチーフのBrian Wallaceが仲間に加わります。彼はサムスンのあの広告キャンペーン「Next Big Thing」で知られる辣腕。
いずれも共通してるのは、「どこでも働けるレベルの人」だということ。
その彼らがMagic Leapを選んだのです。
(655億円の巨額投資が動いてるのに内情一切不明。Magic LeapのARとは?より引用)
また、Googleの役員が直々に出向もしているのだとか。。
他にも、Wired、Gizmodoなどの有名メディアにも何度か取り上げられるなどの注目度を集めています。
⑤実際のデモ機が大きすぎるという話も
2017年2月にMagicLeapのデモ機がスクープされ、大きな波紋を広げました。デモ機が大きすぎたのです。
SCOOP!!! This is the FIRST PUBLIC PHOTO of MAGIC LEAP https://t.co/6hPEMe6eCg pic.twitter.com/oWKBJvKmza
— HomePod Smith (@redletterdave) 2017年2月11日
画像出典元:http://static3.businessinsider.com/image/589e5b9c6e09a8f2208b65b7-1536/mlbiwatermark.png
当初予定していたゴーグルサイズのものと違い、リュックを背負うカタチです。
こちらの内容に対し、Twitter上では皮肉交じりのリプライが飛び交いました。
— Mattan Kitchales (@epixapp) 2017年2月12日
Of course. Same like Apple would have come up with this in 2007 @redletterdave pic.twitter.com/WSCvNE4ag4
— John Nikolai (@jhnklai) 2017年2月12日
いろいろとパンチが効いていますね。
また、Magic Leapのデモ動画でも「あたかもユーザーが機材をつけずに体験しているような演出しているのはなぜか?誤解を招くではないか」というコメントがあがっていました。
まとめ
まだまだ未知数な「MagicLeap」
今後のMRの領域において重要となる会社だと思います。
まだサービスの未来像が先走っており、実際に利用できるには早いのかもしれませんが、ポケモンGO以上のムーブメントを起こしてくれそうな予感がします。
そんな「Magic Leap」の公式サイトはこちらからどうぞ!
これからの動きに期待です!
■過去に書いたMRに関してのまとめ記事はこちら
→AR、VR、MRの違いってなに? 動画や事例を元に説明します!
■参考サイト
AR、VR、そして「MR」──Magic Leapのトップシークレット公開
https://ja.wikipedia.org/wiki/Magic_Leap
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