Adobeは、モーショングラフィックスやポストプロダクション、VFX用途に向けた合成ソフト「After Effects」の最新版であるバージョン『After Effects 25.6』を正式リリースし、併せてパブリックベータ版のアップデートも実施しました。
今回のアップデートでは、After Effectsの3D機能が強化され、バージョン25.6では1つのギズモで複数の3Dレイヤーを一括操作できるようになり、作業効率が向上しています。
さらに、最新のベータ版には、After Effects上で基本的な3Dプリミティブを生成できる「パラメトリックメッシュツール」が搭載され、.sbsar形式のSubstanceマテリアルにも対応しました。
そのほか、ベータ版では、VFX用ストック映像をクロマ処理するための新しい「Unmultキーイングエフェクト」、タイムラインキャッシュの高速化、SVGファイルを編集可能なシェイプレイヤーとして読み込める機能なども追加されています。

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After Effects 25.6で強化された3D編集ワークフローの概要

Adobe After Effects 25.6は大規模なアップデートではありませんが、3D作業環境に関する実用的な改善が含まれています。特に、3Dレイヤー操作の効率性が向上しています。
今回のバージョンでは、複数の3Dレイヤーを一括して移動・スケーリング・回転させることができる統合型の3Dギズモが導入されました。従来のように個別のギズモを扱う必要がなくなり、複数オブジェクトの同時編集が格段にスムーズになっています。
また、[表示]メニューから、3Dコンポジション内で使用されるカメラレイヤーのデフォルト設定を変更する機能も追加され、より柔軟なシーン表示が可能になりました。これにより、カメラアングルの調整や確認がしやすくなっています。
さらに、新たに「今日のヒント」機能が実装されました。これは、コンポジションやフッテージ、レイヤーパネルがリロードされた際、あるいはパネルが空の場合に役立つ情報が表示される仕組みです。初心者から上級者まで、作業中の気づきを得やすくなる工夫といえるでしょう。
なお、前回のバージョンであるAfter Effects 25.5はバグ修正のみのマイナーリリースであったため、25.4から25.6へのアップデートに驚かれる方もいるかもしれませんが、今回の25.6ではワークフロー改善がメインの内容となっています。
After Effectsベータ版で進化:パラメトリックメッシュ機能とSubstanceマテリアル対応を追加

AfterEffectsのベータ版では、パラメトリックメッシュツールが新たに追加され、外部から3Dアセットを読み込まなくても、ソフト内で直接シンプルな3Dプリミティブを生成できるようになりました。
作成したメッシュは形状だけでなく、マテリアルの設定もアニメーションに反映できるため、映像表現の幅が広がります。
さらに、Substanceマテリアルにも対応し、Substance3DDesignerで制作したデータやオンラインライブラリから入手したsbsarファイルを読み込み、シーンに適用できるようになりました。
After Effectsベータ版に新機能「Unmultキー」が登場でストックVFX素材の合成がより簡単に
ベータ版では、火や煙などの特殊効果を合成するための新たなUnmultキーイング機能が追加されています。
これにより、前景のビジュアルに影響を与えることなく、黒または白の単色背景を持つストックFXクリップをスムーズに処理でき、8ビット、16ビット、32ビットの各カラーチャンネルに対応しています。
さらに、映像の品質を損なうことなく長尺のタイムラインを効率的にプレビューできる、新しいロスレス圧縮による再生システムも搭載されました。これは、After Effects 25.2で導入された高速プレビュー機能の延長として、キャッシュシステムのパフォーマンスをさらに向上させるものです。
そのほかにも、SVGファイルを編集可能なベクターシェイプとして読み込める機能や、Illustratorからインポートしたレイヤーの変換精度の向上といった、ワークフローを支援する新機能も実装されています。
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