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Adobe、Substance 3D Painter 11.1をリリース

Adobeは、ゲーム制作やアニメーション、VFX、モーショングラフィックスといった分野で活用される3Dテクスチャペイントツールの最新版「Substance 3D Painter 11.1」を公開しました。

今回のバージョンでは、3Dモデルの表面に沿ってストライプ状の模様を繰り返し配置できる「リボンパス」機能が新たに導入されました。

また、塗りつぶしレイヤーやエフェクトの対称機能が3D投影モードにも対応し、より直感的なデザイン作業が可能になっています。

さらに、WindowsおよびLinux環境では、ビューポートのリアルタイム表示やテクスチャベイク処理の高速化を実現する「Vulkanベースの新レンダリングエンジン」が利用できるようになりました。

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新しいリボンツール

Substance 3D Painter 11.1では、3Dモデル上に帯状の模様や装飾を自然に配置できる新機能「リボンパス」が追加されました。

このリボンパスは、バージョン9.0で登場した3Dパスツールシリーズの最新バリエーションで、従来のパスとは異なり、カーブに沿ってテクスチャを自在に変形させることが可能です。

これにより、テキストやグラデーションカラーを曲線上に滑らかに流すなど、表現の幅が一段と広がりました。

従来の直線的な繰り返しパターンでは難しかった自由度の高いデザインが、リボンパスを使うことで容易になります。

さらに、ユーザーはパスの折れ曲がり部分で角の形状を自由に変更できるほか、通過する領域のアルファ、ノーマル、ハイトといった各チャンネルに対して異なるブレンドモードを選択することもできます。

このリボンパスは、Painterの対称描画システムや、ストロークの長さに応じてブラシ設定が変化する「ダイナミックストローク」とも完全に連携しています。

アップデートに伴い、リボンパス機能を活かした75種類のプリセットツールも新たに追加されました。これらには、布の破れや縫い目、溶接痕、ひび割れ、テープ、ジッパーなど、衣類や表面加工にリアリティを加えるための素材が多数含まれています。

機能改善と新たな対応

パスツールに改良が加えられ、各頂点でサイズや不透明度を個別に設定できるようになりました。

塗りつぶしレイヤーや各種エフェクトで3D投影モードを使う際には、放射状対称と鏡面対称の両方に対応した対称描画が可能になりました。また、鏡面反射したテキストも見やすさを保つために反転表示が行えます。

Substance 3D Painter 11.1「新しいリボンツール」
出典:Adobe

さらに、変位エフェクトのスケール設定に物理単位が使用できるようになり、他のDCCツールとのジオメトリ整合性が取りやすくなっています。

このほかにも、公式のリリースノートでは機能面とパフォーマンス面における細かな改良点がいくつか紹介されています。

VulkanがWindowsとLinuxでの描画処理に対応

Substance3DPainterは、WindowsおよびLinux環境において、ビューポートレンダリングとテクスチャベイク処理にVulkanを採用する最新のDCCツールとなりました。

これまで使用されていた旧式のOpenGLに代わり、高速かつ安定した描画を実現するVulkanへの移行が完了しています。

現在、Vulkanは両OSにおいてリアルタイムのビューポート表示やテクスチャ処理に活用されており、描画性能の向上とクロスプラットフォーム対応が進化しています。

さらに、GPUによるテクスチャベイク時のレイトレーシング処理も、従来主流だったDXRやOptiXではなくVulkanベースに切り替わったことで、AMD製GPUやLinux環境でもGPUレイトレーシング機能が利用可能となりました。


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