近年のゲーム開発では、リアルな世界観や魅力的なキャラクターを表現するために3Dモデルの活用が欠かせません。
キャラクターや背景、武器、アイテムなど、多くの要素が3Dモデルによって構築され、ゲーム体験の質を大きく左右しています。
また、ゲーム用3Dモデルは単に立体形状を作れば良いわけではなく、ポリゴン数の最適化やテクスチャ設計、ゲームエンジンとの連携など、専門的な知識と制作工程が必要になるためプロへの依頼がおすすめです。
そこでこの記事では、ゲーム用3Dモデルの基本的な概要から種類、制作工程、使用されるツール、外注時のポイントまでをわかりやすく解説します。
さらに、ゲーム用3Dモデルを作れるプロ集団「モデリー」についても詳しく紹介します。
ゲーム開発における3Dモデル制作を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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ゲーム用の3Dモデルとは?
ゲーム用の3Dモデルは、ゲーム内に登場するキャラクターや建物、アイテムなどを立体的に表現したデジタルデータのことを指します。
3DCGソフトを使用して「ポリゴン」と呼ばれる面の集合体で形状を作り、そこにテクスチャやマテリアルを設定することで、ゲーム内で表示されるビジュアルが完成します。
こうした3Dモデルは、UnityやUnrealEngine(アンリアルエンジン)などのゲームエンジン上で動作するように最適化され、プレイヤーの操作やカメラの動きに合わせてリアルタイムに描画されるようになっています。
ゲーム用3Dモデルの種類
ゲーム制作では、用途に応じてさまざまな種類の3Dモデルが使用されます。
キャラクターや背景以外にも、装備品やオブジェクトなど多くのモデルが組み合わさることで、ゲームの世界観が形作られます。
キャラクターモデル
背景(ステージ)モデル
武器・アイテムモデル
NPC用モデル
ここでは、ゲーム用途で使用される代表的な3Dモデルの種類について解説します。
キャラクターモデル
キャラクターモデルは、プレイヤーが操作する主人公や敵キャラクターなど、ゲーム内で動きを伴う人物・クリーチャーを表現するための3Dモデルです。
アニメーションを実行するため、骨格となるリグを設定することが一般的とされています。
また、ゲームのパフォーマンスを維持するためにポリゴン数やテクスチャサイズを最適化する必要があります。
キャラクターモデルの制作では、デザイン性と軽量化のバランスが重要なポイントになります。
背景(ステージ)モデル
背景モデルは、ステージや建物、地形などゲーム空間を構成する環境オブジェクトを指します。
ゲーム内でプレイヤーが移動するフィールドやダンジョン、都市などのシーンは、これらのモデルによって作られています。
また、広いエリアでは処理負荷を抑える工夫が必要になるため、LOD(レベルオブディテール)やテクスチャの最適化などの技術が用いられます。
武器・アイテムモデル
武器や防具、回復アイテムなど、ゲームプレイに関わる装備やアイテムも3Dモデルとして制作されます。
キャラクターが装備する場合は、手や体の位置に自然に配置できるサイズや形状に調整する必要があります。
また、視認性を高めるためにゲームの画面サイズやカメラ距離を考慮したデザインにする技術を持ち合わせることも重要です。
NPC用モデル
NPC(ノンプレイヤーキャラクター)用モデルは、プレイヤーが操作しないキャラクターに使用される3Dモデルを指します。街の住人やショップ店員、クエストを提供するキャラクターなどが該当します。
ゲーム内で大量に配置される傾向にあるため、プレイヤーキャラクターよりもポリゴン数を抑えて制作される場合があります。
ゲーム開発では、プレイヤーキャラクターにプラスして、これらNPCモデルを組み合わせることでリアルで魅力的なゲーム空間が構築されます。
ゲーム用3Dモデル制作を依頼する際の流れ
ゲームで使用される3Dモデルは、企画段階から制作・実装まで複数の工程を経て完成します。
ステップ①コンセプト設計・デザイン
ステップ②モデリング・テクスチャ制作
ステップ③リギング・スキニング
ステップ④アニメーション制作
ステップ⑤ゲームエンジンへの実装
ここでは、一般的なゲーム用3Dモデル制作の流れを順を追って解説します。
ステップ①コンセプト設計・デザイン
ゲーム用3Dモデル制作を依頼する際に、最初に実施するのがコンセプト設計です。
キャラクターやオブジェクトの世界観、役割、デザイン方針を決め、制作の方向性を明確にします。
次にキャラクターコンセプトを具体化して、キャラクターの性格や背景設定、ゲーム内での役割を整理し、デザインと設定の一貫性を保ちます。
その後、三面図を作成します。
ステップ②モデリング・テクスチャ制作
次に、三面図を参考にしながら、3DCGソフトを使って立体モデルを作成します。
キャラクターの体型や装備などをポリゴンで構築し、ゲーム内で使用できる形状へ仕上げていきます。
モデリングが完了した後はテクスチャ制作に移ります。
肌の質感、衣装の素材、細かな模様などを設定し、立体モデルにリアリティや個性を加えます。
ステップ③リギング・スキニング
モデリング・テクスチャ制作が完了したら、次は『リギング・スキニング』に移ります。
リギングは、3Dモデルを動かすための骨格(ボーン)を設定する作業です。主にキャラクターモデルに対して行われ、関節や体の動きを制御できるように構造を組み込みます。
スキニングでは、作成した骨格とモデルのメッシュを関連付けます。
どのボーンがどの部分を動かすかを調整する工程で、自然な動きを実現するために重要な要素になります。
ステップ④アニメーション制作
リギングとスキニングが完了したモデルは、コントローラーを使ってアニメーションを制作します。
ここでは、歩行、攻撃、ジャンプなど、ゲーム内で必要な動作を一つずつ設定していきます。
キャラクターの動きはゲーム体験に直結するため、動作の自然さや演出を意識して調整することが重要です。
ステップ⑤ゲームエンジンへの実装
完成した3Dモデルは、ゲームエンジンに取り込んで実際のゲーム内で使用できる状態にします。
この時、FBX形式でエクスポートし、ゲームエンジンにインポートするのが一般的な流れになります。
FBX形式は、メッシュ形状だけでなく、リグ構造やテクスチャ情報、アニメーションデータなどをまとめて保存できるため、ゲーム制作で広く利用されています。
ゲーム用3Dモデル制作に使われる代表的なツールとは
ゲーム用3Dモデルは、モデリングツール・テクスチャ制作ツール・ゲームエンジンといった複数のソフトを組み合わせて制作します。
それぞれのツールで役割があり、制作工程に応じて使い分けることが重要です。
モデリングツール
3Dモデルの形状を作成する際に使われるのがモデリングソフトです。代表的なツールにはBlender、Maya、3ds Max、ZBrushなどがあります。
BlenderやMaya、3ds Maxはポリゴンモデリングに強く、キャラクターや建物、アイテムなどゲーム内のオブジェクト制作に広く利用されています。
また、ZBrushはスカルプト機能に優れており、キャラクターの細かなディテールを作り込む際によく使われます。
テクスチャ制作ツール
3Dモデルの質感や色を表現する工程では、テクスチャ制作ツールを使用します。
代表的なツールにはSubstance 3D Painter、Substance 3D Designer、Photoshopなどがあります。
Substance 3D Painterは3Dモデルに直接ペイントできるため、ゲーム制作の現場で広く使われています。
このようなツールを使うことで、金属・木材・布などの質感をリアルに表現できるため、ゲーム制作においてとても重要です。
ゲームエンジンとの連携
制作した3Dモデルは、最終的にUnityやUnreal Engineなどのゲームエンジンへ取り込みます。
ゲームエンジンではライティング、アニメーション、物理演算などを設定し、モデルをゲーム内で動作させます。
このように、ゲーム用3Dモデル制作においては、各工程に適したツールを使うことで、効率よく高品質なモデルを制作可能です。
ゲーム用3Dモデルを外注する時の4つのポイント
自社でゲーム用3Dモデルの制作が難しい場合、専門の制作会社に依頼する方法が一般的ですが、気をつけるポイントはあるのでしょうか。
ポイント①目的や用途を明確にする
ポイント②制作費用をあらかじめ確保しておく
ポイント③著作権・利用範囲の確認
ポイント④実績や技術力がある会社を選ぶ
ここでは、ゲーム用3Dモデルを外注する際に押さえておきたい4つのポイントを解説します。
ポイント①目的や用途を明確にする
ゲーム用3Dモデルを制作する際には、まず3Dモデルの用途を明確にさせることが重要です。
ゲームに使用されるモデルでもキャラクター、背景、武器などの用途によって必要な仕様が大きく変わります。
たとえば、スマートフォンゲームでは軽量なポリゴン設計が求められる一方で、ハイエンドゲームではリアルな質感や高解像度テクスチャが重視されます。
用途が曖昧なままだと、完成後に仕様が合わないケースも発生するため、下記のような内容を事前に整理しておきましょう。
・対応プラットフォーム(PC・スマートフォン・コンシューマーなど)
・ポリゴン数やテクスチャサイズ
・アニメーションの有無
・使用するゲームエンジン
以上のような条件を明確にすることで、制作会社との認識ズレが防ぎやすくなります。
ポイント②制作費用をあらかじめ確保しておく
ゲーム用3Dモデルの制作費用は、モデルの種類や品質によって大きく変動します。
キャラクターやモンスターなどの複雑なモデルは、背景オブジェクトよりも制作工数が多くなる傾向があるため、高額な制作費用がかかる場合があります。
さらに、リギングやアニメーション、テクスチャ制作などを含める場合は費用が増えることがあります。
制作会社に依頼する際には、想定予算を伝えることで現実的な提案を受けやすくなります。
ポイント③著作権・利用範囲の確認
ゲーム用の3Dモデルを制作依頼する際には、著作権や利用範囲の取り扱いを事前に確認しておきましょう。
ゲーム開発では、完成したモデルをゲーム本編だけでなく、プロモーション素材やグッズ制作などさまざまな用途で使用することがあります。
制作会社とのトラブルを防ぐためにも、事前に納品データの利用範囲や著作権などを決めておきましょう。
ポイント④実績や技術力がある会社を選ぶ
過去の実績や技術力がある制作会社に依頼することで、品質が担保されるだけでなく、ゲームエンジンで問題なく動作するデータ設計まで可能になります。
信頼できる制作会社を見極める際には、次のような項目をチェックしましょう。
・得意分野をチェックする(キャラクターや背景など)
・ポートフォリオの品質、過去事例の掲載
・修正対応やコミュニケーション体制
・開発ツール(Blender、Maya、ZBrushなど)
特にゲーム開発の経験豊富な会社であれば、ポリゴン最適化やゲームエンジンへの実装を想定したモデル制作にも柔軟に対応できるメリットがあります。
依頼前にはポートフォリオや過去の制作事例を必ず確認し、金額が安いからと安易に依頼しないように気をつけてください。
ゲーム用3Dモデル制作なら実績・案件数多数の『モデリー』にお任せ

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| 設立年度 | 2014年 |
| 対応領域 | ・3Dデータ作成 ・3DCG制作 ・AR ・VR ・3Dアバター ・研究・教育用コンテンツ制作 ・Web技術を組み合わせた3Dシステムの開発など、幅広い用途の3Dモデル制作・コンテンツ開発 ・ARデータ変換 ・Unity向けデータ変換 ・3Dスキャン ・3Dシミュレーター開発 |
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モデリーは、以下のようなケースにおすすめです。
・Unity、ARや3Dデータを活用したいがノウハウがない
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・社内リソースが不足している
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まとめ
ゲーム用3Dモデルは、キャラクターや背景、武器、NPCなど、ゲーム世界を構築する重要な要素です。
制作にはモデリングやテクスチャ制作、リギング、アニメーションなど複数の工程があり、UnityやUnrealEngineなどのゲームエンジンで動作するように最適化する必要があります。
また、制作を外注する場合は、下記を事前に確認することで制作会社との認識ズレを防ぎ、スムーズに開発が進められます。
・予算を事前に整理すること
・著作権や利用範囲を確認すること
・実績のある制作会社を選ぶこと
さらに、ゲーム開発において高品質な3Dモデルを制作するには、ゲーム仕様を理解した専門的な技術と経験が求められます。
ゲーム用3Dモデル制作の依頼を検討している方は、豊富な制作実績と案件数を持つ3Dデータ制作サービス「モデリー」に相談するのがおすすめです。
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