ニュース

Arthropodsの利用画像

【新情報】生物解剖の学習に役立つ無料アプリ「Arthropods」を紹介

不気味なクリーチャーのデザインにリアリティを持たせたいデザイナーにとって、現実世界の資料は欠かせません。

そんな方におすすめなのが、Laetoli Productionが提供する無料アプリ「Arthropods(Arthropodes)」です。

このアプリは、Web版とデスクトップ版の両方が利用可能で、イラストレーター兼アニメーターのサンバ・ソウソコ氏によって開発されました。

昆虫やクモ、ムカデ、カニなど多様な節足動物のスキャンデータを操作し、3D空間での観察やサイズ計測が行えるのが特徴です。

生物の細部まで確認できるため、リアルなクリーチャー制作に役立ちます。

この記事の監修者星野 昇平
独学で3DCGを学び、フリーランスの背景モデラーとしてゲーム業界のコンシューマータイトルに多数参加。加えて、TV・Web広告、AR/VRコンテンツなど、多種多様な分野での制作実績を持つ。 MayaとBlenderの両刀遣い。得意分野はハードサーフェスモデリング。現在はモデリーにて3DCGゼネラリストとして、幅広い案件を担当している。

博物館所蔵の無脊椎動物を3Dスキャンで再現!標本同士の構造比較が可能に

生物解剖学リファレンスアプリ「Arthropods」の紹介画像
出典:Arthropods

「Arthropods」は、昆虫やクモ、さらには巨大なムカデやウミウシといった全12種類の節足動物を、3Dスキャンで精密に表示・操作できるアプリです。

収録されている標本は、博物館に所蔵されている実物のコレクションからスキャンされています。

ユーザーは、各部位を個別に表示・非表示にしたり、パーツを分離して解剖学的な構造を詳しく観察できます。長さや角度の測定も可能で、構造の違いを定量的に調べられます。

また、2種類の標本を並べて表示し、異なる分類群に属する節足動物の構造を比較検討する機能も備えているため、種間の解剖学的な差異や類似点を視覚的に理解できます。

本アプリは、ストラスブール、ブリュッセル、ルクセンブルクにある自然史博物館と共同で開発されており、3Dデータは各博物館の所蔵品をもとに作成されています。

開発を担当したソウソコ氏は、今後数か月以内にさらに多くの節足動物標本をアプリに追加する予定だと述べています。

無料で使える動物解剖学アプリシリーズのひとつ

このアプリは、無料で利用できる動物解剖学アプリシリーズの一つです。

もし他の動物の骨格構造を比較したい場合は、脊椎動物に特化したLaetoli ProductionのWebアプリ『Vertebrates』もあわせて確認することをおすすめします。骨格の違いや共通点を学ぶのに最適なツールです。

システム要件について

Arthropodsは、Webアプリ版とWindows用のデスクトップアプリ版の2種類が用意されており、どちらも無料で使えます。

デスクトップアプリを利用するには、LaetoliProductionの公式サイトでアカウント登録を行い、ダウンロードする必要があります。

その一方、Webアプリは登録なしですぐに利用可能で、インストール不要ですぐに試せる点が特徴です。


関連記事

  1. Optics2026のアイキャッチ画像 BorisFX、AIフェイシャルマスクや深度マップ作成機能を搭載…
  2. Adobe、After Effects 25.6とAEベータ版に…
  3. RenderMan 27.1のアイキャッチ画像 Pixar(ピクサー)、RenderMan 27.1をリリース、…
  4. 3ds Max 2026.3アイキャッチ画像 Autodesk、3ds Max 2026.3をリリース
  5. Corona 14のアイキャッチ画像 Chaos、3ds MaxとCinema 4D向けのCorona…
  6. Hunyuan3DEngineのアイキャッチ画像 テキストや画像を基に高精度3Dアセットを即時生成するTencen…
  7. Flix 8.0のアイキャッチ画像 Foundry、最新バージョン『Flix 8.0』をリリース
  8. Silo 2026.0の画像 Nevercenter、Silo Blender Bridgeを…
モデリー大バナー画像

新着記事

  1. 動画レンダリング 依頼のアイキャッチ
  2. 3D広告 依頼のアイキャッチ画像
  3. 3Dデータ修正代行のアイキャッチ
PAGE TOP