3DCG制作ソフト『Blender』に、新たな可能性を広げる軽量アドオン「Fluid Flow」が登場しました。開発を手がけたのは、Blender向けアドオンで知られるBlender Procedural氏。
水や溶岩、砂といった自然物の動きをリアルタイムでシミュレートでき、アニメーションやモーショングラフィックスなどのスタイライズ表現にも適したツールとして注目を集めています。
シンプルな操作と軽快なパフォーマンスで、これまでにない演出が手軽に実現可能です。
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Blender用リアルタイムマルチフィジックスアドオン「Fluid Flow」が登場

Blender向けに多数のアドオンを開発してきた著名な開発者「Blender Procedural」が、新たなマルチフィジックスアドオン「Fluid Flow」をリリースしました。
このアドオンは、ジオメトリノードベースの軽量設計が特徴で、水や溶岩、砂といった自然素材をリアルタイムでシミュレートできます。
Blenderの概要や使い方の詳しい解説は、以下記事を合わせてご確認ください。
水・溶岩・砂をリアルタイムでシミュレーション
Fluid Flowを使用すると、Blenderのビューポート内に直接、水や溶岩、砂をペイントし、それらが重力の影響を受けながら自然に沈降する様子を即座に確認できます。
特別な設定は不要で、地形にマテリアルを塗るだけという直感的な操作性が魅力です。
アドオンには「水」「溶岩」「砂」の3モードが用意されており、各素材に応じた動きがリアルタイムで再現されます。
特に、流動性のある溶岩が徐々に冷えて固まる様子や、砂が積もっていく挙動など、細部まで表現できるのが特徴です。
モーショングラフィックスやコンセプトアニメーションに最適
Fluid Flowは、高精度な物理演算を目的としたFLIP FluidsやCell Fluidsといった他のBlender流体アドオンとは異なり、スタイライズされたアニメーション制作やモーショングラフィックス用途に特化しています。
物理設定は比較的シンプルですが、そのぶん処理が軽く、作業のテンポを損なわない点が評価されています。
動作環境と価格情報
Fluid FlowはBlender4.2以降に対応しており、価格は14ドルと手頃です。
BlenderのSuperhiveリストにて詳細情報やデモ動画も公開されており、導入前に機能や操作感を確認できます。
まとめ
Fluid Flowは、Blender上で水・溶岩・砂をリアルタイムにシミュレートできる軽量アドオンとして、スタイリッシュな映像表現を目指したい制作者にとって非常に有用なツールです。
特に、ジオメトリノードを活用したシンプルな操作性と、軽快なパフォーマンスは、他の高機能アドオンとは一線を画しています。
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