VR

歩行型VRデバイス「Virtuix Omni」とは

皆さんVRコンテンツは体験されてますか?

VRは360°自由に視界を動かすことができ実際にその場に入るかのような
没入感を体験することが出来ますが1つ残念なことがあります。

それは移動できないということです。

VR用のヘッドマウントディスプレイを装着しているため
現実の状況は分からずそのまま歩いてしまうとどこかにぶつかってしまう
危険性があります。

そのためVRを体験するには座った状態か障害物がない
広い空間が必要ですね。

また既存のヘッドマウントディスプレイは位置情報などは取得しないため
移動してもVR空間上の映像には影響を及ぼしません。

最近、別デバイスとして位置情報を取得するバックパックを装着することで
移動が可能となったVRコンテンツが増えつつありますがなかなかそのような
広い空間を設けることは難しいですよね。

そんなVRの問題点である「移動」を解決できるデバイスが注目を集めています。

Virtuix Omni

VRコンテンツの課題「移動」を解決してくれるデバイスがこちら「Virtuix Omni」です。

ヘッドマウントディスプレイを装着した状態でこちらのデバイスに乗り専用の靴を履くことで
VR空間上でも移動を行うこと出来きます。
前後左右どこへでも移動ができるルームランナーのようなイメージです。

また走るだけではなくジャンプやかがむなどのアクションも可能なため
ゲーム性を大きく幅をもたせることが出来ます。

FPSのようなシューティングゲームはよりリアリティの高い作品が
付くことが可能になるのではないでしょうか。

この「Virtuix Omni」ですが実は最近始まったプロジェクトではなく
2013年にクラウドファンディングサイトKickstarterでキャンペーンを実施したのが
始まりでその際は目標金額の15万ドルを開始30分で達成し最終的には110万ドルに達しています。またその他、投資家の支援などから800万ドルも集めております。

そんな「Virtuix Omni」が2017年7月に公式販売を開始したのです。
日本では基本セットとして販売されており中身はこちらの5種類が含まれています。
価格は約100万円ほどとなります。

Virtuix Omni VR ゲームプラットフォーム
Virtuix Omni Shoes
Virtuix Omni Harness
Virtuix Omni トラッキングポッド
オフラインゲーム3タイトル

まだ正式販売を開始して約2ヶ月と短いですがこれから日本のVR体験施設で
目にする日も遠くないのではないでしょうか。

ヘッドマウントディスプレイのメーカーとして有名なHTCとパートナー契約を結ぶや
展開強化のためにコンテンツプラットフォーム「Omniverse」を発表するなど
今後の動きについても期待を持ってしまいます。

そんなデバイス「Virtuix Omni」を是非注目してみては如何でしょうか。

それではまた次回


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