3DCG

「3dcgキャラ」のアイキャッチ画像

3DCGキャラクターの作り方を紹介!作成手順・ポイントを徹底解説

3DCGキャラクターは、テレビやゲーム、アニメ・YouTubeを始めとするSNSで多く見かけるようになりました。

それに伴い、オリジナルの3DCGキャラクターを作成できるソフトやツールもたくさん出てきています。

しかし、実際に3DCGキャラクターを作ろうとすると、作成手順や何から手を付けて良いのか分からずに作業が進まないことがあります。

そこでこの記事では、3DCGキャラクターを作る方法や作成手順、モデリングで押さえるポイントを徹底解説します。

また、3DCGキャラクターの作成におすすめなソフト・ツールを詳しく紹介しています。

3DCGキャラクターの作成を始める方は、本記事を参考にしてください。

この記事で分かること
・3DCGキャラクターを作る方法
・3DCGキャラクター作成手順
・3DCGキャラクター制作のモデリングで押さえるポイント
・3DCGキャラクターの制作におすすめなソフト・ツール
・3DCGキャラクター制作におすすめな『モデリー』について

3DCGキャラクターを作る方法とは

3DCGキャラクターの作成手順は、クリエイターごとに異なります。

一般的な3Dモデルの作成手法は存在しますが、細部に関しては各クリエイターが自分に適した方法を取り入れています。

この記事では、一般的な作成手順についてご紹介しますが、あくまでも一例であり、唯一の方法ではないことを念頭に置いてください。

3DCGキャラクターの作成手順5ステップ

ここでは、3DCGキャラクターの作成手順を5ステップで解説します。

今回は一般的な3DCGキャラクター制作の手順を紹介するので、オリジナルの3DCGキャラクターを作成したいと考えている方は参考にしてください。

3DCGキャラクター作成手順

①作成するキャラクターの三面図を用意する
②モデリング作業に移る
③テクスチャリング・マテリアルをつける
④リギング作業を行う
⑤レンタリング作業を行う

それではここから、1つずつ詳しく解説します。

手順①作成するキャラクターの三面図を用意する

モデリーオリジナルキャラクター「ひらめきメルちゃん」の画像

3DCGキャラクターを作成する際は、まず「三面図」を準備しましょう。

三面図とは、物体を異なる三方向から見た構造を描いた設計図のようなもので、簡単なイラストで表現されることが大半です。

たとえば、キャラクターの三面図の場合、正面・背面・側面の3つの視点から描き起こすことが必要です。

三面図がなくてもキャラクターのモデリングは可能ですが、三面図があるとより精密で正確な3DCGモデルを作る助けとなります。

手順②モデリング作業に移る

三面図の次のステップは、『モデリング』と呼ばれる作業に進みます。なお、モデリングを専門として仕事をする人を「モデラー」と呼びます。

モデリングとは、3DCG専用のソフトウェアを使って、立体的なオブジェクトを作成する工程のことです。

モデリングには「スカルプティング」と「ポリゴンモデリング」という2種類の方法があり、一般的に多く使われるのはポリゴンモデリングになります。

アニメ調やイラスト風のキャラクターにはポリゴンモデリングが特に適しています。

ポリゴンは、3点以上の頂点を結んで形成された多角形データのことで、曲面を構築する最小単位です。ポリゴンの数が多いほど手作業が増えるため、初めは少なめのポリゴン数で作成することをおすすめします。

手順③テクスチャリング・マテリアルをつける

テクスチャの画像
出典:unity公式マニュアル

次に、作成した3Dモデルに色や素材感を加える作業を行います。この工程は『テクスチャリング』や『マテリアル設定』と呼ばれます。

これによって、無機質だったモデルがよりリアルに仕上がります。

テクスチャリングでは、Photoshopなどの画像編集ソフトを使うことが多く、イラストや写真など様々な画像素材を活用できます。

一方で、マテリアル設定は質感の表現に焦点を当てており、金属の光沢や粘土のような柔らかな質感など、さまざまな材質を再現できます。

手順④リギング作業を行う

モデリング、リギング、スキニングの画像
出典:unity公式マニュアル

次に、3DCGキャラクターに動きを与える『リギング』という工程に移ります。

リギングとは、キャラクターに動きの基盤を組み込む作業で、ボーンと呼ばれる骨格をキャラクター内部に配置し、動作に応じた設定を行います。

このプロセスにより、キャラクターが動いた際に自然で滑らかに見えることが重要です。

手順⑤レンタリング作業を行う

モデリー「レンダリング」の画像

最後のステップとして、作成した3Dデータを画像や映像として書き出す『レンダリング』の作業を行います。

レンダリングを実行することでデータを視覚的な形式に変換できますが、この変換作業には時間が掛かります。

ただし、手順⑤の段階で簡易レンダリングをしておくと、最終レンダリングの時間を短縮できます。

また、最終段階で微調整を行うことで、より完成度の高い仕上がりにできます。

3DCGキャラクター制作のモデリングで押さえる4つのポイント

ここでは、3DCGキャラクター制作のモデリング工程で押さえるポイントを紹介します。

モデリングで押さえるポイント

1.キャラクターのプロポーションに近づいているかチェックする
2.ボリュームを意識する
3.シルエットを整える
4.ディティールにこだわる

それではここから、1つずつ詳しく解説します。

1.キャラクターのプロポーションに近づいているかチェックする

3DCGキャラクター制作のモデリングでは、キャラクターのプロモーションに近づいているかチェックすることがポイントです。

プロポーションとは、キャラクターの全体的なスタイルを指し、頭のサイズや手足の長さなど、見た目のバランスに関する要素です。

ポリゴンについては、頂点数が少ない状態でモデルを作成することをおすすめしています。

まずは頂点数を抑えたモデルを作成し、理想とするキャラクターの下絵とプロポーションが合っているかを確認しながら作業を進めましょう。

2.ボリュームを意識する

3DCGキャラクター制作のモデリングでは、ボリュームを意識することがポイントです。

様々な視点から見ても違和感のない立体感を出すために、全体のボリュームに気を配ることが重要です。

ボリュームの調整は、ポリゴンのカットや形状の修正を繰り返しながら行います。

また、モデリングの際に現れる3Dならではの特徴であるボリューム感は、キャラクター作成時の大切な表現ポイントになります。

オリジナルの3DCGキャラクターを制作する際には、髪型や体の厚みなどにこだわりを持ち、細部まで注意して作り上げるとクオリティの高い3DCGキャラクターが完成します。

3.シルエットを整える

3DCGキャラクター制作のモデリングでは、シルエットを整えることがポイントです。

ポリゴンで構成された3DCGモデルのシルエットは、ポリゴン独自の特徴で表現されます。

細かい凹凸を持つシルエットや滑らかな形状を作り出したいときも、ポリゴンを用いて形状を構築する必要があります。

シルエット表示にして確認すると、バランスが崩れている部分や、カクついて滑らかさに欠ける箇所が見つかりやすくなります。

これらを修正するためには、ポリゴン数を増やして立体感を調整する方法が効果的です。

4.ディティールにこだわる

3DCGキャラクター制作のモデリングでは、ディティールにこだわりましょう。

仕上げ段階では、細部の作りこみに力を入れることが重要です。

キャラクターモデルのディテールに対するこだわりが、最終的なクオリティや完成度に大きく影響します。

こだわりのポイントは人それぞれですが、キャラクターに個性を与えるためにも、自分が納得できるまで丁寧に作り込みましょう。

3DCGキャラクターの作成におすすめのソフト・ツール

ここでは、3DCGキャラクター作成におすすめのソフトやツールを紹介します。

3DCGキャラクター作成におすすめのソフト・ツール

1.Blender(ブレンダー)
2.Maya(マヤ)
3.Metasequoia(メタセコイア)

それではここから、1つずつ詳しく解説します。

Blender(ブレンダー)

Blender(ブレンダー)の画像
出典:Blender(ブレンダー)

Blender(ブレンダー)は、多機能で多様な3Dモデリング作業が可能な3DCGソフトウェアです。

このソフトはオープンソースの無料ソフトとして提供されており、公式サイトから簡単にダウンロードできます。

本格的なキャラクター制作やアニメーション制作、さらには動画編集も可能で、幅広いユーザー層に愛用されています。

また、作成した3Dモデルは、Unityなどのゲームエンジンにインポートして活用することもできます。

Blenderは日本語に対応しており、初めて3DCGソフトを利用する方でも安心して使いやすいという利点があります。

さらに、Blenderは広く普及しているため、インターネット上には多くのチュートリアルが公開されており、初心者でも学びやすい環境が整っています。

関連記事:【2024年最新】3DCGソフト『Blender(ブレンダー)』とは?使い方や特徴を徹底解説!

Maya(マヤ)

Mayaライセンスの画像
出典:Maya

Maya(マヤ)は、Autodesk社が提供する高度な3DCGソフトウェアで、特に映画やアニメーション、ゲーム、CM制作など、多くの映像制作現場で活用されています。

このMayaの特筆すべき特徴として、VFX(ビジュアルエフェクト)の分野において高いシェアを有しており、ハリウッド映画制作でも頻繁に使用されていることが挙げられます。

また、3Dモデリングやリギング、アニメーション、レンダリング、シミュレーションといった幅広い3DCG制作機能が備わっており、プラグインに頼らずスクリプトでカスタマイズが可能なため、自由度の高い制作環境を提供します。

さらにMayaには、Arnoldという高品質なレンダリングソフトが標準装備されており、VFXやシミュレーションを含むプロフェッショナルな3DCG制作に適しています。

Metasequoia(メタセコイア)

Metasequoia(メタセコイア)の画像
出典:Metasequoia(メタセコイア)

Metasequoia(メタセコイア)は、株式会社テトラフェイスが開発した日本製の3Dモデリングソフトウェアです。

動作が軽く、PCのスペックがそれほど高くなくても快適に3Dモデルの作成ができることが特徴です。

本ソフトは有料ですが、無料版も提供されているため、初めての方は試用することをおすすめします。

3DCGキャラクター制作なら『モデリー』がおすすめな理由

モデリーバナー
モデリーの特徴
・幅広い用途に対応
・豊富な制作実績
・多様な素材からモデリング可能
・経験豊富なプロのモデラーが制作
・納得の価格、安定の品質
・サポート、サービスが優れている

3DCGキャラクター制作で最もおすすめしたいのが、3Dデータ作成サービス『モデリー』です。

モデリーは、国内の3Dデザイナーだけでなくウクライナなどの海外デザイナーとも提携し、最適な3Dデータを安価に提供しています。

また、チャットで気軽に相談でき、わからないことを解決しながら進められるため、知識のない人でも安心です。

ゲームを始め、VTuberやAR/VR他幅広い用途に対応し、最適な3Dデータを作成します。

モデリーは、以下のような方におすすめです。

モデリーがおすすめな人
・予算の都合上、低コストで依頼したい
・3Dの知識がないが、3Dデータを作ってほしい
・指示通りのデザインが完成するか心配
・短納期の依頼だけど品質を保ちたい

3DCG制作が初めての方からベテランまで、全層におすすめのサービスを提供します。

まとめ

本記事では、3DCGキャラクターを作る方法、作成手順、押さえるポイントを徹底解説しました。

また、3DCGキャラクターの作成におすすめなソフト・ツールの紹介と弊社がおすすめするモデリーの3DCGキャラクター制作について詳しく紹介しました。

3DCGキャラクターの作成手順はクリエイターごとに異なり、細部に関してはクリエイター独自の作業手法を取り入れていることが大半です。

また、3DCGキャラクターの作成は大きく分けて5ステップで完結します。

3DCGキャラクターを作成できるソフトやツールは多数存在しますが、無料で多機能を使用できる『Blender(ブレンダー)』がおすすめです。

さらに、自分で3DCGキャラクターを作成できない方やハイクオリティなキャラクター制作を依頼したい方は、是非『モデリー』へお気軽にお問い合わせください。


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