VR空間内で物に触っても、当たり前ですが手応えはなく、一瞬で現実に戻ってしまいますよね。
そんなVRでの悩みを解決するデバイスの今月10月2日に提供が開始されました! exiii社が開発する「EXOS Wrist DK2」です!
「EXOS Wrist DK2」とは?
「EXOS Wrist DK2」は画像のようにVR体験時に手首に装着するデバイスで、手首に2方向から力を加えることにより、VRに触覚を付与するデバイスです。
実は旧モデルとなる「EXOS Wrist DK1」を今年2018年の2月から販売していたのですが、製造の都合上、販売先を限定しての提供でした。それが今回バージョン2となり、全員が買えるようになったのです!すごい!
どういうデバイスかは動画を見て頂くほうがわかりやすいと思います。
内蔵された2つのモーターが動くことにより、手首部分に力が加わり様々な触覚を再現しています。また、重さも350gと軽く、負担にならないようになっています。
手首の掌背屈(前後方向)と橈尺屈(左右方向)の二方向へ力を加えることで、さまざまな触覚を提示するデバイスです。
素材に関しては、肌に触れる箇所には汗を吸わないゴム素材で使われています。
また、指にデバイスがくるのではなく手首で再現がされている点については、Vive ControllerやOculus Touch等の既存のVRコントローラと組み合わせて使うことができる仕様を追求した結果となっています。
ハード面だけでなく、今回の製品では付属のUnity用SDKも大幅なアップデートを行い、よりリッチな触覚表現ができるようになったとのこと。
旧モデルとなる「EXOS Wrist DK1」の違い
上記の特徴説明と重複する部分もありますが、旧モデルとの比較としては、
重量:前回の900gから350gへの大幅軽量化
素材:肌に触れる部分は衛生的なゴム素材へと変更
ソフトウェア:よりリアルな触覚の再現が可能
提供体制:量産を視野に入れ設計したため、申込者全員が購入可能
価格面:通常販売の片手600,000円(税別)に加え、サブスクリプションモデルの月額 片手 50,000円(税別)での提供も開始
とのことで、非常にグレードアップしています!
まとめ
実際に誰でも購入できる体制になったことにより、VRヘ視覚だけでなく、触覚という新しい感覚が加わる非常に革新的なデバイスだと思います。
このデバイスを使った様々なアプリ・コンテンツも作られていくかと思いますので、今後のVRコンテンツに幅が広がっていくのが楽しみです。
また、「VAQSO」さんという会社さんも面白く、VRに嗅覚を再現するというデバイスを開発しています。
VRに五感が再現できる日もすぐ近くかもしれませんね。ちなみにexiii社、vaqso社のどちらの企業もDMM.makeに入居していた企業です。すごい。。。
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