バーチャルYouTuber

どうやって依頼する? Vtuber用3Dモデルの外注方法!サムネイル画像

どうやって依頼する? Vtuber用3Dモデルの外注方法!

これからVtuber動画を配信したいという人に必要になるのが、キャラクターの3Dモデルです。外注したいけれど、外注の方法がわからないという方も多いですよね。

今回はVtuberのキャラクターの3Dモデルを外注する方法や価格について解説していきます。

そもそもVtuberって何?

Vtuberは、バーチャルYouTuberの略称で、3DCGもしくは2Dなどのアバターを持つキャラクターがYouTubeで動画配信をすることを指します。

しかし、最近ではYouTubeだけの活動に留まらずニコニコ動画やSHOWROOM、REALITYなどといった動画配信サイトでの活動をするVTuberも多く見られます。

VTuberという言葉自体は、2017年当時は「キズナアイ」だけを指す単語でしたが、「電脳少女シロ」や「ミライアカリ」の登場により、総称として認識され用いられるようになりました。

弊社で制作したVtuberが実際に配信している様子
弊社で制作したVtuberが実際に配信している様子

Vtuberってどうやって撮影しているの?

Vtuberの撮影には、一般的には以下の環境が必要です。

  • 3Dか2Dのキャラクター
  • モーションキャプチャー機器
  • ソフトウェアの入ったPC

有名なVtuberの多くは、3DデータとUnityが利用されています。また、2Dイラストを立体的に表現するソフトウェア「Live 2D」で配信する方法もあります。

それらのキャラクターにモーションをつけて配信するわけですが、それぞれのモーションをパソコン上で手付けで作成するにはかなりの労力が必要になってしまいます。そのため、実際の人物の動きとモーションキャプチャーなどで同期させ、簡単にアニメーションを作成するのが一般的です。

また、「ここまで準備ができない」、「もっとライトに始めたい」方には、ゲーム実況アプリ「Mirrativ(ミラティブ)」の「エモモ」というアバター機能のように、近年スマホひとつで誰でもVtuberになれる技術も増えてきていますので調べてみてください。

2Dキャラクターと3Dキャラクターの違い

使用するアバターには前述のように2Dイラストを利用する方法と3Dデータを利用する方法があります。それぞれのメリット・デメリットについて説明します。

2Dアバターのメリット・デメリット

  • アバターを作成するための初期費用が安い
  • 2Dなので、横を向いたり飛び跳ねるような自由な動きができない
  • Live2Dというソフトウェアを使用して配信するが、月額費用が必要

3Dアバターのメリット・デメリット

  • 動きにかなり自由度がある
  • 3DCGが手元に残るので、他に利用できるシーンが多い
  • 初期費用は諸々の機器なども含めると50〜100万円ほど必要になる
  • ある程度、3Dに関する知識が必要(特にUnityに関する知識)

2Dアバターの場合は、以下の画像のようにパーツ毎のイラストを用意します。Live 2D上で少し奥行きをつけ、動くモデルを作成できます。

2Dアバターのパーツ
(C)Live2D Inc.

一方、3Dデータを使ったアバターでは、以下の動画のように横を向くなど全身を自由に使った動画の配信が可能です。

Vtuberの相場価格

Vtuberの制作にかかる費用は、ピンきりになりますが2Dか3DCGかでも大きく変わります。2Dではだいたい20万〜50万ほどで、3DCGとなると60万~150万が相場です。

業者に制作依頼をするとある程度コストがかかりますが、高いクオリティであるうえに修正などの対応も含まれるため、今すぐに始めたい方や本気で運営したい人にはおすすめです。

Vtuberはキャラクターが重要!

「Vtuberを実際に作ろう」となったときに重要になるのは、なんといってもキャラクターです。見た目など他のキャラクターとの差別化を図り、上手く個性を演出できれば人気のVtuberになることも夢ではありません。最近では、個性を出すためにおじさんのVtuberやゾンビのような女の子のVtuberも出てきています。

アバターデータの個人制作も可能ですが、よりクオリティの高いVtuberを制作しようとなったときに、外注するという選択肢が出てきます。

Vtuberモデルを外注するまでの流れ

Vtuberモデルの外注ステップは以下のとおりです。

1.作りたいVtuberを明確化する

まずは、自分がどういったVtuberを作りたいのかというイメージを明確化しましょう。キャラクターのデザインや性格など、作者にしかわからない情報を資料にまとめます。

また、制作する3Dデータによりセットアップが変わってくるため、使用する機器や配信環境なども決めておく必要があります。知識がなくわからないという方はそこも含めて相談できる業者もあるので、相談しながら決めていっても良いかもしれません。

2.業者への見積依頼

イメージを明確にしたら、実際に業者に問い合わせをします。そのときに、今回の制作を依頼するにあたっての予算も伝えます。問い合わせた内容からバーチャルYoutuber制作に最適なプラン、見積もりなどを業者が提案します。

見積りを依頼するときには、複数の業者に見積もりを取り、自分の予算に対する価格やプランなどの比較をすると、安くて質の良いプランを選択することができるのです。

3.必要があれば打ち合わせ

次に、実際の業者との打ち合わせで制作イメージやプロモーション内容を具体的に説明します。この段階で不明点や不安な要素はすべて解消しましょう。

実際にどういった完成品になるのかまでをしっかりとイメージしておかないと、想像と違うものができあがってしまいます。そうならないためにも、少しでも気になることは質問していきましょう。

4.制作開始

最後は、制作内容や具体的なプラン、活動内容が決まりしだい制作に移ります。制作をスムーズにおこなうためには、ヒアリングで業者としっかりイメージのすり合わせをしておく必要があります。ここでイメージ通りの制作をしてもらえるように、準備をしっかりと進めていきましょう。

3Dモデルの制作指示書の書き方 

実際に、見積りや制作依頼をするときは、、3Dモデルの制作指示書を作成するのがおすすめです。

3Dモデルの制作指示書とは、イラストや3Dモデルなどの制作依頼をする際に、自分のイメージをデザイナーに伝えるための資料になります。お互いの認識に齟齬がでないためにも、指示書での依頼をおすすめします。

指示書は主にExcel、PowerPointで制作されている方が多いです。ここに書いてある情報を確認しながら、依頼主が求めているキャラクターや背景、小物やエフェクトなどをデザイナーがおこしていきます。

指示書は、特定のフォーマットが決まっていないため、制作会社によってバラバラです。この指示書をしっかりと作りこみ、お互いに認識を合わせることが今後のフェーズを進めていく上で重要となります。

主な内容としては、以下のとおりです。

  • キャラクターの三面図
  • ポリゴン数
  • データの個数
  • 納品形式
  • 使用用途
  • 参考資料

この中でも、キャラクターの三面図は重要です。以下がその例になります。

女の子のキャラクターの三面図
たぬきのキャラクターの三面図
ロボットのキャラクターの三面図
女性キャラクターの三面図

三面図の制作時には、以下の内容がポイントです。

  • 正面・側面・背面から見た時の画像
  • 色についての情報
  • 「あ」「い」「う」「え」「お」の口の形をしている時の画像
  • 「喜怒哀楽」の表情
  • 両目の瞬き、もし可能であれば髪の毛をとった丸坊主の状態の頭部

これらの情報があれば、制作を進める上で十分な内容になるでしょう。しかし、ここでよりクオリティを高めるに指示書に追記する内容をご紹介します。

より深く伝えるための指示書の作り方とは

先程の三面図や表情図から、より深く伝えるような指示書を作るにはどうすれば良いと思いますか?  答えは、以下の内容を盛り込んであげましょう。

使用用途「VTuberとしてUnityとKinectを使って動画を配信する」などの使用機器まで記載
世界観や設定を明らかにテイスト合わせや、資料にない部分を補完するため
「どう見せたい(感じさせたい)のか」という意図品質向上、方針合わせのため
重要な形状やこだわりたい部分などの補完どこを作り込むべきかを明確化するため
作成日と制作者(依頼者)の名前制作時の確認先を明確化するため
命名規則や納品データ形式メッシュデータは制作ツール以外ではリネームができないことがあるため

特に、なかなか言葉で伝わりづらい箇所に関しては、図なども用いて説明する必要があります。完成後に「イメージと違う」というズレをなくすためしっかりと作りこんでみましょう。

制作指示書の見本

モデリーについて

モデリーバナー

ここまで、外注の方法について解説してきましたが、実際にどこの業者を選べばいいかわからない方が多いですよね。そこで今回は「モデリー」について紹介します。

モデリーは、3Dデータ作成サービスです。国内の3Dデザイナーだけでなくウクライナなどの海外のデザイナーとも提携し、最適な3Dデータを安価に提供しています。またチャットで気軽に相談でき、わからないことを解決しながら進められるため、知識のない人でも安心です。

モデリーは、以下のような方におすすめです。

  • 予算の都合上、低コストで依頼したい
  • 3Dの知識がないが、3Dデータを作ってほしい
  • 指示通りのデザインが完成するか心配
  • 短納期の依頼だけど品質を保ちたい

Vtuberのモデルの制作にかかる価格と納期は?

モデリーで依頼する場合の予算感は、動物などのキャラクターであれば20〜40万円で1ヶ月ほど、人型のキャラクターであれば40〜60万円で2ヶ月ほどです。

コストを低く抑えたい部分は海外デザイナーが担当し、キャラクターのかわいさの表現など、細部のニュアンスにこだわりたい部分に関しては、国内の3Dデザイナーが担当します。

そのため、最適なデータを他の業者よりも低価格で提供しているサービスです。作るキャラクターデザインにより提案が変わるため、まずはご相談をおすすめします。

モデリーの制作実績

モデリーでのVtuber制作実績をご紹介します。

動物のキャラクター

たぬきのキャラクター

お客さまから頂いた三面図を元に動物型バーチャルユーチューバー用のモデルを制作致しました。通常の表情に加え、喜怒哀楽、「あ」「い」「う」「え」「お」口パクを実装し、Unitypackage形式で納品しました。揺れもの(髪の毛や衣服)がない分、比較的安価に制作可能です。

参考価格:30万円
カラー:カラーあり
参考納期:20営業日
ポリゴン数:約1万

美少女キャラクター

イラストを元に制作致しました。喜怒哀楽や「あ」「い」「う」「え」「お」口パクに加え、髪の毛や衣服が動きに合わせて揺れるように設定しています。こちらもUnitypackage形式で納品しました。

参考価格:50万円
カラー:カラーあり
参考納期:30営業日
ポリゴン数:約18万

まとめ

今回は、Vtuber用3Dモデルの外注方法から、実際の依頼業者まで紹介しました。もし、今すぐにVtuberを使いたいという方がいれば、ぜひモデリーにご相談ください。

無料相談も実施しているため、まずは無料相談をおすすめします。今回の記事を読んで、一人でも多くの方がVtuberに興味を持っていただければ幸いです。


関連記事

  1. ARはこんなに便利!? 人に教えたいAR活用事例!!!
  2. メガソフトが提供するオフィスデザインソフト「3D Office Designer」がバージョンアップ! 5万点以上の3D素材を搭載している内容とはサムネイル画像 メガソフトが提供するオフィスデザインソフト「3D Office …
  3. 【制作事例】Webサービス用のキャラクターアバターを作成しましたサムネイル画像2 【制作事例】Webサービス用のキャラクターアバターを作成しました…
  4. 「キズナアイ」「輝夜月」 今流行のバーチャルYouTuberって…
  5. すべてフリー!Thingiverseにあるユニークな動物の3Dデ…
  6. 【立体映像を映し出す】3Dプロジェクターって何? その原理とは
  7. 【制作事例】CLIP STUDIO PAINT用の漫画背景3Dデータを作成しましたサムネイル画像 【制作事例】CLIP STUDIO PAINT用の漫画背景3Dデ…
  8. 【フリーで使いたい】人物の3DデータをDLできるサイト

新着記事

  1. 【Fusion 360】覚えておくと便利なショートカットキー一覧サムネイル画像
  2. Windows10用ソフト「3D Builder」で3Dモデリング!サムネイル画像

PICK UP

PAGE TOP