VR

そもそもVR(バーチャル・リアリティ)とは?(後半)

前回は道具としてのVR「3C 3E」の前半として、「3C」について紹介させて頂きました!

「前回記事:https://3d-modely.com/blog/2018/09/05/vr/
Creation:創造のための道具
Control:制御のための道具
Communication : 通信のための道具

今回は「3C」に続き、「3E」についてご紹介します!!
3Eとは、
Education:教育のための道具
Elucidation:解明のための道具
Entertainment:娯楽のための道具
の3つの英単語の頭文字「E」をとった総称です。
一つ一つ紹介します。

Education:教育のための道具

VRの活用方法の一環として、教育コンテンツ、具体的には体験型シミュレータとしての用途があります。
例えば株式会社明電舎の開発した、「安全体感VRトレーニング」では、実際の工事現場に存在するリスク「墜落、落下、挟まれ、火傷等の体験」をVR空間内で再現、実際の現場に潜む危険について身をもって学ぶことができます。
http://tsumikiseisaku.com/vrox/vrtraining/

他にも、株式会社パソナの開発した、「VRおもてなし研修」というコンテンツがあります。
訪日観光客を対象とした研修を体験することができ、その内容は「インフォメーションセンター」や、「ホテル」、「レストラン」、などといった接客体験をVR空間で体験し、場所を選ばずトレーニングを積むことができる、というものです。
https://www.pasonagroup.co.jp/news/index112.html?itemid=2309&dispmid=798

Elucidation:解明のための道具
少しわかりにくい用途ですが、学術的な人間理解、つまり「人間がどのように行動し、どのように認知しているか」といった人間の機能をシミュレーションし、解明するためにもVRは活用されています。

例えば国際宇宙ステーション(ISS)での実験では、人間が宇宙酔い(宇宙宇宙飛行士が宇宙空間で感じるめまい、嘔吐、食欲減退など)をなぜ、どのように発症しているかを解明するためにVRヘッドセットが使用されています。
https://www.moguravr.com/iss-vr-space-sickness/
(参照:MoguraVR様)

また、学術研究とは少し離れますが「VR ZONE SHINJUKU」の高所恐怖SHOWも普通では体験できない怖さを体験できますね。(これはVRですが本当に怖いです。)このコンテンツのようにVRは恐怖をどのように感じるかといったメカニズム分析にも役立てることができると思います。(こちらはエンターテインメント寄りですが・・・)
https://vrzone-pic.com/shinjuku/activity/koshokyohushow.html

Entertainment:娯楽のための道具
これが一番身近なのではないでしょうか!ゲーム業界ですとVR元年と呼ばれる「PSVR」が2016年に既に販売され、販売台数は2018年現在300万台を突破しました。大作ゲームや、ヒットソフトは見当たらず、販売台数もPS3は9000万台、PS2は1億5000万台売れていますので、まだまだ普及しているとは言い難いですが・・・少しずつ一般にも根付いていっているという例だと思います。
https://www.jp.playstation.com/events/tgs/

また、ゲームと同じくVRと相性が良いエンターテインメントは「旅行」です。こちらは無料で使用できる事例ですが、”ストリートビュー”に対応した「Google Earth VR」を使えば、世界各地の名所をVR空間で楽しむことができます。地球全体の外景からビューポイントまで飛ぶことができ、85カ国の風景や建物などのストリートビューに没入することができます。

以上ですVRの用途「3C 3E」の方向性はこれから益々成長するものと思われます。今後の進展が楽しみですね!!


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