ARとは?
ARrgument Realityの略称です。現実世界をベースに、スマホや専用デバイスで情報の付加を付けます。リアルでの位置情報や映像を元に、新たな情報を得ることができます。
主な活用事例
- 近くの飲食店の口コミなどの情報を知る
- スマホゲームで、位置情報を元に目の前にモンスター(敵)が出現する
- 博物館で展示作品の情報を入手
- ECのカタログとして商品をスマホで360度見る
- 3Dプリント前に、ARマーカーを使ってサイズ感を確認
- 自分がいる場所の周りの建物の名前が分かる
ARを利用している時の画像
ARの歴史
ARの歴史は、実に40年以上も前に遡ります。当初は、医療や軍事目的としての開発が先行していました。
(本当の「AR」とは? ARの歴史と未来の姿を追うより引用)
AR研究の歴史をたどっていくと、1965年のハーバード大学のアイヴァン・サザーランド准教授がVR(仮想現実)の研究をする際、シースルーのヘッドマウントディスプレーを使い、現実世界上にCGの画像を重ねて見たのが、VRとARの研究の始まりだったという。現実世界をシャットアウトしてCGだけを見ればVRに。ヘッドマウントディスプレーをシースルーにするとARの世界になるのだ。
コロンビア大学ではレーザープリンターの修理でトレーや部品が筐体の中でどのように入っているのかを、赤いCGで現実世界に表示させるという研究を行ない、現実と仮想をオーバレイさせる研究が確立された。ただ、この頃はプリンターのパーツを現実に映し出すことで「こういう風にプリンターが直せますよ」と教えるために、教育やメンテナンスといった方面で、ARの利用が想定されていたのだ。
たとえば軍事面だと、兵隊がヘッドマウントディスプレーをかぶっていると、夜でも山の向こうに戦車が見えるようになるとか、メンテナンスの分野ではとてつもなく複雑な飛行機の構造を把握して修理するなど。
VRとの違い
よくVRと比べられますが、VRはヘッドマウントディスプレイを付けて3D空間の中に入る技術のことを指しますが、ARは逆の構図であり、リアル空間にスマホなどのデバイスをかざすと情報がついてくるものです。
現実世界をシャットダウンするのがVR、現実世界を拡張するのがARというイメージです。
ARとVRのプロダクトの違い
VR → PS4、Oculus、不動産の内見、観光地をVR空間で体験、ゲームなどのエンタメ領域
AR → セカイカメラ、ポケモンGO、EC商品のビュー、名刺、医療現場
市場規模の比率は、2021年にARが830億ドル、VR250億ドルとなる見込みです。ARの方が市場規模として大きいようですね。
▼ARでの大ヒットゲーム。ポケモンGOは社会的なブームを起こしました。
▼VRのプラットフォーム「High Fidelity」
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また、過去に渡って何回かARに関する記事を書いていますので、よろしけばこちらも合わせてご覧ください。
■参考サイト
http://jp.techcrunch.com/2017/01/17/20170111the-reality-of-vrar-growth/
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