自分の3Dアバターは持っていますか?
一人ひとりがアバター持っているという時代ではないため、「そんなの持ってないよ!」という人がほとんどかもしれませんね。
VRプラットフォームやVRゲームで3Dアバターを作る場合、方法は2種類あります。Blenderなど無料のソフトウェアを使って自作するか、お金を払って3Dモデリングサービスに依頼をするかです(弊社もVtuberやVR chatなどの用途の出現で3Dアバターの依頼は増えています!)
今回はオリジナル3Dアバターを作る際に、ポリゴン数をどれくらいで作るべきかに焦点を当てソフトウェアごとの用途を解説します。
まず3Dアバターを作る目的は?
第一に考慮すべきなのは、何のために3Dアバターを作成するのかです。
・VR chatに使用したい
・Vtuberになりたい
・なんとなく今後必要そうだから作りたい
などなど。それにより最適なポリゴン数も変わってきます。
多くの人は、使用する場所があって3Dアバターを作ることを想定して、本日は使用するプラットフォームに分けてまとめました。
Face Rig
「facerig」はアップロードした3Dモデルをwebカメラと同期させ、カメラの前の人物の表情をトレースできるソフトウェアです。
公式サイトでは、ポリゴン数は5万ポリゴン未満であることが推奨されています。
Vtuber(Unityを使用)
Vtuberの運用にはUnityの使用がオススメ。
Unityに3Dデータをインポートする場合、ポリゴン数の上限はないです。ただし、Vtuberを快適に動かせるポリゴン数という意味では推奨ポリゴン数が存在します。
使用するPCのスペックなどにより変わってくるので一概には言えないのですが、既に活躍しているVtuberのポリゴン数から考えると、
ハイスペックなPC環境で10〜15万ポリゴンほど、
通常の環境では、5〜8万ポリゴンほどで快適に動作しそうですね。
Vtuberポリゴン数(参考)
キズナアイ:8万ポリゴン
電脳少女シロ:10万ポリゴン
ミライアカリ:17万ポリゴン
VR chat
こちらはモデログでも何度か取り扱っているVRプラットフォームです。オリジナルの3Dアバターでワールドを歩き周って他のプレイヤーと交流をしたり、ゲームをしたりできるアプリです。
VRchatの3Dアバターポリゴン数は2万ポリゴン以下と決められています。
MMD
「MikuMikuDance(ミクミクダンス)」の略称した「MMD」です。キャラクター3Dデータとモーションデータを組み合わせて、好きなキャラクターがダンスをするソフトウェアです。3Dデータもダンスモーションデータもかなりの数がweb上で配布されています。
MMDの読み込みポリゴン数の上限は65535ポリゴンです。
ただし、3万ポリゴンを超えたあたりから動作が鈍くなることが多いので、MMD標準モデルの標準モデルとしては1万〜2万ポリゴンが一般的です。
バーチャルキャスト(Virtual Cast)
バーチャルキャストはドワンゴ社が提供するサービス。3Dアバターのライブ配信や凸機能によるユーザー配信者同士の交流も可能です。
推奨ポリゴン数は公式サイトで5万ポリゴンと記載されています。
まとめ
以上、代表的な5つのアプリケーションを元に最適なポリゴン数を紹介しました。
VRchatは負荷を考えて低めに設定されていますが、他はおおよそ5万ポリゴンあたりが推奨されているようですね。作成するポリゴン数は以下のような認識で問題ないでしょう。
・「これに使いたい」というアプリケーションがある場合は、公式サイトで推奨ポリゴン数を調べる
・汎用的なデータを作りたい場合は、3〜5万ポリゴン前後
それでは、今日はこのへんで! さよなら!
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