ニューバランスといえば、言わずと知れたシューズメーカーです。そのニューバランスが、3Dプリンターを使ったミッドソールを採用した限定モデル「990 Sports」を発売しました。
シューズメーカーはいままで3Dプリンターを応用してきましたが、ニューバランスは見た目だけではなくパフォーマンス向上を目指し活用しています。今回は、3Dプリンタ―を活用したニューバランスの限定シューズについて紹介します。
概要
- 3Dプリンタ―で作ったミッドソール
- 反発性と伸張性の高さ
- 従来モデルより10%の軽量化
- トランポリンのような弾力性
ニューバランスが3Dプリンタ―を使ってミッドソールを開発
ニューバランスが3Dプリンタ―でミッドソールを開発したと言っても、まず「ミッドソールってなに?」という方も多いのではないでしょうか。
ミッドソールを説明する前にスニーカーの構造を図をもとに紹介します。
① アッパー
アッパーはアウトソールとミッドソール以外の部分を指し、靴の見た目を形成しています。各ブランド毎の特色が出ていることが特徴です。ニューバランスの場合、大きなNがトレードマークになります。
② ミッドソール
アッパーとアウトソールの間にあるクッションといえる部分です。この部分の材質や造りによって履き心地が変わるともいえます。今回ニューバランスはこの部分を3Dプリンタ―で作成しました。
③ アウトソール
アウトソールとは地面に実際に接地している靴底の固い部分です。アッパーの部分を3Dプリンターで作成した独特な形はいままで多くありましたがミッドソールに採用されることはあまりありませんでした。しかし、ニューバランスはクッション部分となるミッドソールを3Dプリンターで作成し靴に採用しました。
ニューバランスが採用した3Dプリンター製のミッドソールの特徴
このミッドソールはアスリート向けのシューズとして採用するために、3Dプリント技術のある「Foemlabs」と2017年に協業しています。そのプロジェクトの一環としてミッドソールが作成されました。
このミッドソールは「TripleCell」という名前で、独自の樹脂「リバウンドレジン」が使われています。高い反発性や伸張性などが高いのが特徴で、足への負担を大きく軽減します。
ニューバランスは様々な世代に人気なスニーカーメーカーです。今回紹介した3Dプリンター製ミッドソールを採用した「990 Sports」は残念ながら、売り切れ中ですが今後3Dプリンター技術を応用したスニーカーの発表は期待できます!
今後の発表に期待しましょう!
3Dモデル制作サービス『モデリー』では、納得の価格、安定の品質であらゆる3Dデータを提供します。まずはお気軽にご相談ください。
3Dプリントが3日で届くサービス『3Dayプリンター』も展開しています。3Dモデリングから3Dプリント・塗装など後加工までサポートします。