3Dプリンター

3Dプリントハウスの外観

一夜城も夢じゃない? 24時間で3Dプリンターで家をつくるプロジェクト

こんにちは。モデログ編集部です。
先日、ツイッターを眺めていたところ興味深いツイートを発見しました。

60万で家が建って、しかも24時間で完成するなんてリアル「一夜城」ですよね。リプライに様々な意見が寄せられているとおり、上下水問題や自然災害問題などがありますが、総じてこの技術に関心が高まっているのがうかがえます。

「3Dプリントハウス」はホームレス問題を解決する

現在、地球上には10億人ものの人が「家」を所持していません。「3Dプリントハウス」はホームレスや低所得者に提供するための住宅なのです。

アメリカのデザイン会社Fuseproject(フューズプロジェクト)と建設会社ICON、非営利団体New Storyが提携したプロジェクトでは、ラテンアメリカに世界初の3Dプリントコミュニティの建設を予定しています。

ICON社のVulcanⅡに注目!

https://twitter.com/ICON3DTech/status/1106175031686631425

ICON社のツイッターでは、実際に3Dプリンター「VulcanⅡ(バルカンⅡ)」を可動させた様子をツイートしています。セメントベースの素材を積層しながら造形していたんですね。

Vulcan専用のタブレット端末

Vulcanはタブレットで操作します。シンプルで美しいUIが特徴的。そして、プリンターの設置、操作は4〜6人の人員でおこなえるため、人件費のコストカットにも期待できます。

セメントベースの素材は安価なうえ、耐久性は高いようです。

3Dプリントハウスの外観
大きく張り出した屋根は、日陰や雨宿りスペース、社交の場になるそう。


3Dプリントハウスの内装
3Dプリントハウスの内装。白を基調とした壁には清潔感がありますし、積層造形によるギザギザした質感も素敵。


実際の3Dプリントハウスの壁は着色されており爽やかな印象です。また、曲線的なフォルムと独特な質感は、3Dプリンターによってコストをかけずに造形するので、それぞれの建物に多様な個性を追加できますね。

最後に

3Dプリントハウスのプロジェクト目標は、世界規模のホームレス問題の解決です。気候や地震活動といったローカルな環境条件にどれだけ適応できるかは未知数ですが、順調に進んでいけば建設業界に革命が起きるのは間違いないでしょう。

出典:ICON


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