毎日プレイしているゲームやアプリの開発には「ゲームエンジン」が使われています。ゲームエンジンは、今回解説する「Unity(ユニティ)」だけではなく「Unreal Engine(アンリアルエンジン)」や「Godot(ゴードット)」などさまざまあります。その中でもUnityは特に主流といわれているため、ご紹介します。
Unityとは
UnityはUnity Technologiesが提供するゲームエンジン。ゲーム開発のほかに自動車や輸送機などの製造、アニメーションなどの制作、建築設計などのエンジニア業務にも使われています。
公式サイトには「苦労せずにハイパフォーマンスを実現する、次世代のレンダリングおよびアーティスト向けツール」とあり、エンジニアや3Dデータを扱う業務に幅広く活用されています。
一大ブームを巻き起こした「ポケモン GO」や「スーパーマリオラン」など、誰もが知るようなゲームに使われています。市場占有率はおよそ50%と驚愕の数値を出しており、世界中で使われているツールといえるでしょう。
料金プランは月額3000~15000円などがありますが、無料プランもあるので誰でも始めやすいです。無料アプリランキングにあるミニゲームのようなアプリにも多くにも使われているため、起動画面で確認してみましょう!
Unityのゲームエンジンとしての特徴
無料で使える
収入や資金が10万ドル(約100万円)を超えないことを条件に、無料で使うことができるプランがあります。製品化を目指し、大々的に売り出したいという方に取っては物足りないかもしれません。
しかし、ゲーム開発初心者や資金に余裕がないけど開発をしたいという方にとっては嬉しいプランといえるのではないでしょうか?
有料プランには、月額25ドル(約2500円)と150ドル(約15000円)のプランがあります。
さまざまなプラットフォームに対応
Unityは、マルチプラットフォームに対応しています。23以上のプラットフォームに対応しており、「iOS」や「Android」、「Windows」、「Mac」、「PS4」、「Nintendo 3DS」、「Nintendo Switch」など様々です。
マルチプラットフォームに対応していれば、ゲームメーカーが同タイトルを様々な媒体でプレイできるゲームとして、リリースすることができます。
そのため、マルチデバイスでの協力プレイができるなどのユーザーにとってのメリットも生まれます。
一方、iOSを搭載しているiPhoneのアプリとAndroidの互換性がないとアプリの普及は進まない場合があるため、ゲームメーカーはゲームエンジンとして選ばない可能性があります。
ほぼプログラムなしでゲームを作成できる
基本的な部分であれば、ノンプログラミングでゲームを作成可能なので、コードを書けなくても物理エンジンを導入できます。
アプリ開発を始めたい場合、無料プランかつノンプログラミングで作成できるため、初期コストは時間のみです。ノンプログラミングでも、動かし方や使い方は頑張って勉強しましょう!
ただし、細かい動きや設定についてはJavaやC#、Booなどの言語知識が必要な場合があります。精度の高いアプリ開発をしたい方や本気でゲーム開発の仕事につきたい方は言語の勉強は不可欠です。
アセットストアが充実
アセットとはゲームを構成する3Dオブジェクトやモデルなどの素材を指します。通常ゲームを開発する場合、3Dデータをつくってから作成の流れが一般的です。
しかし、オリジナルにこだわらなければアセットを購入して、ゲームを開発することもできます!
世界各国のクリエイターが作っているアセットなので、クオリティは申し分ありません。初めてゲームを開発するという方は、アセットをつかってみてはいかがでしょうか?
日本語のマニュアルが充実しているためわかりやすい
Unityは日本語のマニュアルの実装や関連記事が豊富にあるため、開発初心者の方でもマニュアルを読み進めながらゲームを作れます。
海外のソフトは外国語のマニュアルであることも少なくないのですが、日本人にとってありがたいメリットともいえるのではないでしょうか。
日本語マニュアルは以下のようになっているので、ご確認ください!
Unityを使った3Dゲーム事例
白猫プロジェクト
株式会社コロプラの提供するスマートフォン向けアプリゲーム(ios/Android)。3人称視点で操作をする王道RPG系のゲームであり、コロプラ屈指の人気ゲームです。
スマホゲームとしてはクオリティの高い3Dモデルでのプレイが可能で、「ぷにこん」という独自のコントローラーを搭載。方手で遊べるので、手軽にプレイできることもメリットですね。
どうぶつの森 ポケットキャンプ
任天堂の大ヒットタイトル「どうぶつの森」がスマホゲームになっています。グラフィックの可愛さは過去のタイトルを引き継いでおり、3Dモデリングの粗さも特にありません。
主人公がキャンプ場の管理人となり、遊びに来る「かわいいお客さん」を迎えてキャンプ場に置く家具などを集める内容です。
過去のタイトルからやっている方にとっては、懐かしいキャラクターに会えるかもしれないのでぜひプレイしてみてくたさい!
無料でゲーム開発を始めるならUnityがおすすめ!
今回は、Unityについてご紹介しました。アプリゲーム開発事例が多いため、ゲーム開発入門者という方でも頑張れば開発できるかもしれません。
料金プランの中に無料のものもあるため、ゲームエンジンを触ってみたいというかたはインストールして挑戦してみましょう。
参照
Unity
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