世の中には様々な検定がありますが、3Dプリンタ―にも実は資格があります。民間資格ですが、自身の3Dプリント技術を証明できる資格なので、就職先や就活で自身のスキルを明示できます。今回は、そんな3Dプリンタ―の検定「3Dプリンター活用技術検定」を紹介します。
3Dプリンター活用技術検定試験とは
「3Dプリンター活用技術検定試験」とは、国内唯一の3Dプリンタ―の知識や技能を証明できる検定です。常に進化する3Dプリンタ―を使いこなせる人を証明し、活躍を促すことを目的としています。
運用は一般社団法人コンピューター教育振興協会がしていて、受験資格に制限はありません。この運用母体は、この資格のほかに「CAD(3次元CAD利用技術者試験/2次元CAD利用技術者試験)」や「SD(Space Designer検定試験)」などの検定試験を主催しています。
自身の3Dプリンタ―の技術を証明したい方のほかに、CADやSDの技術を証明したいという方は受験してみては?
3Dプリンター活用技術検定試験の内容や費用
検定を受験するにも、どのような方式でいくら位かかるのかという疑問をもつ方も多いのではないでしょうか。ここでは、3Dプリンター活用技術検定試験の内容や費用などについて紹介します。
受験資格 | 制限なし |
検定合格で得られる資格 | 3Dプリンター活用技術基礎 |
受験区分 | 個人受験/団体受験 |
受験料 | 8000円+消費税 |
受験方式 | 筆記試験(マークシート方式による多肢選択および真偽方式) |
試験内容
3Dプリンターのメリット | 3Dプリンターの基礎 |
3Dプリンターのプロセス | |
3Dプリンターの用途 | |
3Dプリンターの仕組みと プロセス |
3Dプリンターの造形方法 |
3Dプリンターの造形材料 | |
3Dプリンターの後工程 | |
3Dプリンターの造形用データ | |
3Dプリンターの活用 | 3Dプリンター活用の前準備 |
3Dプリンター活用のノウハウ | |
3Dプリンターの活用事例 |
合格基準
各分野50%以上、および総合70%以上
※総合の比率は、」各分野の合計点を満点とし、換算したものです。各分野の正解率を足して分野の数で割った数値ではありません。
受験方法
受験方法は、申し込み専用のサイトから名前や住所を入力し、申し込みを行います。受験費用の支払い方法はクレジットカードやコンビニ支払いがありますが、期日までに入金が確認できない場合はキャンセルになるので注意しましょう。
後日、案内メールに受験票が添付されているため印刷して、会場にもっていきましょう。受験の対策として、公式テキストが販売されています。価格は税込みで3240円です。
3Dプリンタ―の活用に必要になる知識を解説している内容であり、すでに3Dプリンタ―を扱っている方も、知識の確認になるので購入してみてはいかがでしょうか? 試験サンプルもついているため、受験を考えている方は対策もできるため購入をしたほうが良いかもしれません。
3Dプリンター活用技術基礎取得のメリット
先述の通り、検定取得で得られる3Dプリンター活用技術基礎の資格を持っていることにより自身のスキルや知識を証明できます。
公式テキストを使用にしてこれから3Dプリンターを使ってみたいという方も基礎知識を得られます。また、これから3Dプリンターの活用が仕事だけではなく、教育現場でも使われ始めています。
ものづくり大国日本とも呼ばれるこの国で、3Dプリンターは各業界で活躍していくと考えられているため、この資格をもっていることで就職にも活用できるでしょう。現在3DCADエンジニアの方や3Dプリンターを扱う部署の担当者は、取得で業務の幅が広がります。
資格取得で自身の3Dプリンタ―のスキルを証明しよう
3Dプリンタ―の技術を証明する資格は、紹介した「3Dプリンター活用技術基礎」のみなようです。
自身のスキルを証明したい、これから3Dプリンタ―を仕事にしたいという方は挑戦してみてはいかがでしょうか? 試験日程は前期と後期で2回あり、申込期限は日程によって変わるので公式ページを確認しましょう。
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