近年、メタバースやVTuberの普及により、「自分だけの3Dアバターを持ちたい」と考える人が急増しています。
SNSのアイコンからゲーム、バーチャル会議、さらには企業のプロモーションまで、3Dアバターの活用シーンはますます多様化が進んでいます。
以前は専門知識が必要だった3Dアバター作成も、今ではスマホアプリや無料ソフトを使えば、誰でも手軽に始められる時代になりました。
この記事では、初心者でも簡単にできる3Dアバター作成の流れと、プロに依頼する際のポイント・相場についてわかりやすく解説します。
目次
3Dアバターとは?何に使えるのか
3Dアバターとは、現実に存在する人物やキャラクターを3Dモデルとして再現したもので、仮想空間やデジタルコンテンツ内で自分自身の分身として使用できます。
SNSのアイコンやメタバースでのアバター、VTuber活動、ゲーム内のキャラクターなど、用途は年々広がっています。
近年では企業のPR動画やリモート会議、展示会での案内役などビジネス用途でも3Dアバターが増加しています。
3Dアバターは、自分らしさを自由に表現しつつ、プライバシーを保った活動ができる点も魅力です。
VTuber・ゲーム・メタバースなど活用シーン
3Dアバターは、VTuber活動やメタバース空間での交流、ゲームや配信での操作キャラ、さらには企業のバーチャルプレゼンやイベント参加など、さまざまなシーンで利用されています。
たとえば「VRChat」や「Cluster」ではユーザー同士の交流が活発で、アバターを通じた自己表現が重視されています。
今では、個人だけでなく法人利用も進み、活用の場はますます広がっています。
なぜ今3Dアバターが人気なのか
メタバースの拡大、Web3.0時代の到来、そして「顔出しせずに自己表現したい」というニーズの高まりにより、3Dアバターへの関心が急上昇しています。
かつては専門ソフトや知識が必要でしたが、今ではスマホアプリやWebツールで誰でも手軽に作成が可能になりました。
個人利用はもちろん、企業・教育分野でも導入が加速しています。
3Dアバターを作る3つの方法
ここでは、3Dアバターを作る方法を3つ紹介します。
①スマホアプリで作る
②PCソフトで作る
③プロに依頼する
それではここから、1つずつ詳しく解説します。
①スマホアプリで作る
「ZEPETO」や「VRoid Mobile」などのスマホアプリを使えば、数分で3Dアバターを作成できます。
写真の読み込みやテンプレート選択で簡単に完成し、SNSやメタバースへの連携も可能です。
スマホアプリを使った3Dアバター作成は、初心者に最適な方法としておすすめします。
②PCソフトで作る
「VRoid Studio」などのPC向けソフトは、パーツの細かい調整や自由なカスタマイズが可能で、VTuberやクリエイターに人気です。
VRM形式で出力でき、配信ソフトや仮想空間と連携しやすいのも特長です。
③プロに依頼する
本格的なアバターが必要なら、プロのモデラーに依頼することをおすすめします。
プロに依頼することで、オリジナリティや品質にこだわった唯一無二のキャラを制作してもらえるメリットがあります。
また、商用利用や法人利用などアバターを使用したビジネスなどの活用にも、プロのモデラーがおすすめです。
プロのモデラーに3Dアバター制作を依頼する際は、弊社『モデリー』がおすすめです。
用途に応じた3Dアバターをプロのモデラーが制作致します。お申込みや無料相談などは下記画像をクリックまたはタップすると読み込めます。

無料で使える3Dアバター作成アプリ5選
ここでは、無料で使える3Dアバター作成アプリ5選を紹介します。
ZEPETO(スマートフォン)
VRoid Mobile(スマートフォン)
Ready Player Me(Web)
MakeAvatar(スマートフォン)
VRoid Studio(PC)
それではここから、1つずつ詳しく解説します。
ZEPETO(スマートフォン)

ZEPETOは、韓国発のスマートフォン向け3Dアバター作成アプリで、全世界で3億人以上のユーザーを持つ人気サービスです。
顔写真を撮影すると、AIが自動でアバターを生成し、その後はヘアスタイル、ファッション、アクセサリーなどを自由にカスタマイズできます。
作成したアバターは、ZEPETO内の仮想空間で他のユーザーと交流したり、ARカメラで現実世界に登場させたりすることも可能です。
また、ブランドコラボの衣装やミニゲーム、SNS投稿などエンタメ要素も充実しており、特に10代~20代の若年層を中心に高い人気を誇っています。
VRoid Mobile(スマートフォン)

VRoid Mobileは、PC版で人気の「VRoid Studio」のスマホ向けバージョンで、ピクシブ株式会社が提供しています。
アニメ調の3Dアバターをスマホ上で簡単に作成でき、顔のパーツや髪型、服装の編集も指先の操作だけで直感的に行えます。
さらに「VRoid Hub」と連携すれば、自作したアバターをVRChatやClusterなどのメタバースプラットフォームへエクスポート可能です。
アプリ内には写真撮影機能やモーション機能も備わっており、SNSでの共有やAR体験も楽しめます。
アニメ風の可愛いキャラを作りたい方に特におすすめのアプリです。
Ready Player Me(Web)

Ready Player Meは、ブラウザベースで動作するWebアプリで、ユーザーが写真をアップロードするだけでリアル寄りの3Dアバターを自動生成できる点が大きな特長です。
生成されたアバターは、対応する300以上のアプリ(VRChat、Spatial、Mozilla Hubsなど)に直接インポートでき、ビジネス用途からエンタメまで幅広く活用できます。
Googleアカウントなどでログインするだけで使える手軽さがあり、インストール不要なためPC・スマホどちらからでも利用可能です。
アバターはVRM形式だけでなくGLB形式にも対応しており、3Dファイルの扱いに慣れている人にも使いやすい設計です。
MakeAvatar(スマートフォン)

MakeAvatarは、株式会社Gugenkaが提供するスマートフォン専用の3Dアバター作成アプリで、VTuberやVRライブ出演者向けに最適化された設計が特徴です。
VRM形式に対応しており、作成したアバターはすぐにVRChatやバーチャルキャストで使用可能です。
アバターはテンプレートから選択する形式ですが、髪型、衣装、装飾品、色設定など細かなカスタマイズができ、オリジナリティあるキャラクターを短時間で仕上げられます。
課金によって拡張パーツを追加することもできるため、無料で始めつつ後からグレードアップも可能です。
とくにイベント出演やエンタメ系配信者に支持されています。
VRoid Studio(PC)

VRoid Studioは、ピクシブ株式会社が開発したPC用の無料3Dアバター作成ソフトで、多くのVTuberやクリエイターに利用されています。
顔・髪・目・体型・服装などを細かくデザインでき、ペンタブやマウス操作によるテクスチャ編集も可能です。
ユーザーは絵を描くような感覚でアバターを作成できるため、デザインの自由度が非常に高いのが魅力です。
VRM形式での出力に対応しており、VRChatやLuppet、Clusterなど多くのプラットフォームで即利用可能となっています。
バーチャル配信や3Dアニメ制作にも活用されており、プロ・アマ問わず広く支持されています。
初心者でも簡単!3Dアバター作成の流れ5ステップ
ここでは、3Dアバター作成の流れを初心者の方にも分かりやすく解説します。
ステップ1:目的に合った3Dアバター作成ツールを選ぶ
ステップ2:アバターの顔・髪型・体型などをカスタマイズ
ステップ3:衣装やアクセサリーを追加して個性を出す
ステップ4:アバターの動きを確認し、表情やポーズを調整
ステップ5:エクスポートして活用(SNS投稿、ゲーム連携など)
それではここから、3Dアバター作成の流れを1つずつ詳しく紹介します。
ステップ1:目的に合った3Dアバター作成ツールを選ぶ
3Dアバターを作成する前に、まずは利用目的を明確にすることが重要です。
たとえば、VTuber活動やZoomでのバーチャル会議、ゲーム用アバター、SNS用プロフィールなど、用途によって最適なツールが異なります。
初心者におすすめの無料・簡単ツールとしては以下のようなものがあります:
・Ready Player Me:写真1枚からリアル系アバターを自動生成。Webベースで操作も簡単。
・ZEPETO:スマホアプリで使えるSNS連動型のアバター作成ツール。
それぞれの特徴や操作感を比較し、自分に合ったものを選びましょう。
ステップ2:アバターの顔・髪型・体型などをカスタマイズ
ツールを選んだら、次は外見のカスタマイズです。ほとんどのツールでは以下のような項目をスライダーやプリセットで調整できます。
・髪型・髪色
・肌の色や質感
・体型(身長、筋肉量など)
VRoid Studioなどでは細かくテクスチャを編集できるため、オリジナリティを追求したい人にも対応できます。
一方でReady Player Meのように自動生成をベースに簡単に仕上げられるものもあり、手軽さを求める方にはこちらが便利です。
ステップ3:衣装やアクセサリーを追加して個性を出す
アバターの基本ができたら、次は衣装やアクセサリーの追加です。これによってアバターの雰囲気や用途が大きく変わります。
・Ready Player Meでもビジネス風からストリート系まで、豊富な衣装を選択可能です。
さらに、自分で衣装の3Dデータをアップロードできるツールもあるため、デザインにこだわりたい方にはカスタム衣装の導入もおすすめです。
ステップ4:アバターの動きを確認し、表情やポーズを調整
作成したアバターは、動かしてこそ本領発揮します。
各ツールには動作確認用のプレビュー機能が備わっており、アバターの歩行や表情、ポーズをチェックできます。
・ポーズ・動き:特にVTuber用途の場合、リップシンクや体の動き(トラッキング)の確認が大切です。
ツールによっては、WebカメラやiPhoneのFace IDで顔の動きを読み取ってリアルタイムに反映させる機能もあります。
ステップ5:エクスポートして活用(SNS投稿、ゲーム連携など)
アバターの作成が完了したら、エクスポートして各プラットフォームで活用しましょう。
多くのツールでは以下の形式で出力が可能です。
・GLB/GLTF形式:Webや3Dビューアー用
・FBX形式:ゲームエンジン向け
出力後は、以下のような活用が考えられます。
・ZoomやMicrosoft Teamsでのバーチャルアバター表示(外部アプリ併用)
・ClusterやVRChatなどのメタバース空間での利用
・UnityやUnreal Engineに読み込んでゲームやアプリに組み込む
目的に応じてフォーマットを選び、アバターを活用しましょう。
プロに3Dアバター制作を依頼するときのポイントと相場
相場の目安
3Dアバター制作の料金は、求めるクオリティや用途によって大きく異なります。
一般的に以下のような価格帯が目安とされています。
この価格帯では、既存のベースモデルを元にカスタマイズする「ライトなアバター制作」が中心となります。表情のバリエーションや細かなパーツの作り込みは限定的で、主にSNSのアイコンや静止画用途に向いています。
・中〜高品質モデル(10〜30万円以上)
フルカスタムの3Dモデリング、詳細なテクスチャ設定、リアルタイム表情制御(ブレンドシェイプ)、骨入れ(リギング)などが含まれる本格的なモデルです。VTuber活動、ゲームアセット、VRChatなど、動的かつ商業的な用途に適しています。
また、以下のような要素が加わると、価格がさらに上がることもあります。
・表情パターンの追加
・オリジナル衣装やアクセサリーの制作
・複数バリエーションのポーズ・髪型
・特定プラットフォーム向け最適化(例:Cluster、ZEPETO など)
依頼時に伝えるべき内容
プロに依頼する際は、伝えるべき情報を明確に整理することが、満足のいく仕上がりにつながります。
以下の項目を事前にまとめておくとスムーズです。
「未来的なサイボーグ風」「和風ファンタジー」「リアル系ビジネスアバター」など、キャラクターの方向性を明確にしましょう。参考画像やスケッチがあるとさらに良いです。
・使用目的・プラットフォーム
VTuber、Zoom会議、ゲーム配信用、メタバース参加など、利用シーンによって求められるスペックやフォーマットが変わります。VRM、FBX、GLTF形式など、希望する出力形式も伝えてください。
・希望スタイル
アニメ調/リアル調/デフォルメ/SDキャラなど、スタイルの指定も重要です。イメージに近い既存キャラを挙げると、モデラーとの認識のずれを防げます。
・動きの要否
リップシンク、表情制御、指や体の可動範囲など、どこまで動かす必要があるかも明記しましょう。
これらを伝えることで、見積もりや制作期間の精度も高まり、不要な修正コストやトラブルを防ぐことができます。
依頼先の選び方
依頼先を選ぶ際は、料金だけで判断せず、総合的に実力と信頼性を見極めることが大切です。以下のチェックポイントを基準に比較検討しましょう。
これまで制作したアバターの品質やスタイルが、自分の希望と合致しているか確認しましょう。多様なテイストに対応できるか、VRMやFBXなど対応形式は十分かも重要なポイントです。
・対応力・コミュニケーション
要望を正確に理解し、柔軟に対応してくれるかどうかは制作工程で非常に重要です。やりとりの丁寧さや、返答スピードなども判断材料になります。
・納期・制作フローの明確さ
納品までのスケジュールが明確で、途中で確認や修正のタイミングが設けられているかを確認しましょう。
・口コミや評価
ココナラやSkeb、クラウドワークスなどのプラットフォーム経由で依頼する場合は、他の依頼者からのレビューや評価も信頼の指標になります。
・費用対効果
単に安いだけでなく、予算内でどれだけの品質と機能を提供してくれるかも見極めましょう。相見積もりを取るのもおすすめです。
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・豊富な制作実績
・多様な素材からモデリング可能
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・納得の価格、安定の品質
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無料アプリでは実現が難しい、リアルで高品質な3Dアバターをプロの手によって制作できるのが大きな特徴です。
「モデリー」では、AI生成をベースにしながらも、人の手による細かな修正・監修が行われるため、クオリティの高い仕上がりが期待できます。
ビジネス用途のアバター、VTuber向けのキャラクター、メタバース用の3Dモデルなど、幅広いニーズに対応しており、納品形式も用途に応じてカスタマイズ可能です。
特に、企業のブランディングやPR用にオリジナルアバターを作りたい場合、「モデリー」のような専門サービスを利用することで、他社と差別化されたインパクトのある3Dアバターを制作することができます。
・予算の都合上、低コストで依頼したい
・3Dの知識がないが、3Dデータを作ってほしい
・指示通りのデザインが完成するか心配
・短納期の依頼だけど品質を保ちたい
まとめ|自作も依頼も自分に合った方法で始めよう
3Dアバターは、個人の表現手段としてはもちろん、ビジネスや教育分野でも活用が広がる注目のコンテンツです。
スマホアプリやPCソフトを使えば初心者でも簡単に作成でき、さらに本格的な用途にはプロへの依頼という選択肢もあります。
用途に応じたツールや制作方法を選ぶことで、理想のアバターを手に入れることができます。
まずは自分の目的に合った方法で、一歩踏み出してみましょう。

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