3Dソフトウェア

ブラウザ上で楽しめる3Dペイントツール「SculpFab」とは

今回ご紹介するのは自分の3Dモデルを好きに色を塗ることができる3Dペイントツール「SculpFab(スカルプファブ)」です。

3Dプリンターの中にはフルカラーで出力できる機種がありますが、テクスチャ(色情報)が付与されている必要があります。しかし、テクスチャがない場合は素材色で出力されてしまいます。

3DCADで製作したモデルやデータ共有サイトで入手した
モデルデータはテクスチャが付いていない場合があるため、そのままではフルカラーの出力はできません。そこで、SculpFabなどのペイントツールを使えば、フルカラー用のデータにできます。

STEP1 3Dデータを手に入れよう!

はじめに、ペイントしたい3Dデータを用意しましょう。CADソフトを使用でき自作の3Dデータがある方は、STEP2から実践してみて下さい。

3Dデータの作成が難しい方はデータ共有サイトを利用しましょう。

以前の記事でも紹介しているThingiversenなどがおすすめです。

今回はThingiverseから地球のモデルを用意しました。

STEP2 SculpFabへアクセスしよう

SculpFabの操作画面

3Dデータが用意できたら「SculpFab」へアクセスしましょう。※こちらのページが表示されたら大丈夫です。

SculpFabへアクセスしたら入手した3Dモデルをアップロードします。

3Dモデルをアップロード

右上にあるFileへカーソルをあわせLoadを選択し入手した3Dモデルを開きます。アップロードできるファイル形式はobj、ply、stlの3種類が対応可能です。

STEP3 自由にペイントしよう!

3Dモデルを表示

3Dモデルが表示されたら自由にペイントしましょう。右上にあるメニューからステータスを変更できます。

  • Radius:ブラシの直径
  • Intensity :プラシの濃淡
  • color:色

ペイントが終わったら同じく左上のメニューバーのFileにカーソルを合わせSaveを選択。

3Dモデルに着色

カラフルな地球が完成しました!
ダウンロードが完了するとPLYという3Dデータ形式で保存されます。

STEP4 ちゃんと塗装されているか確認してプリントしよう!

着色した3Dモデルを表示

ダウンロードが完了したら3Dビューワーソフトで一度、確認しましょう。無料のビューワーソフトだと「meshlab」がおすすめです。

上記のように色がついた状態で表示されたら成功です。フルカラー出力ができる3Dプリンターは高額で家庭用プリンターには対応していないため3Dプリントサービスを利用してみましょう。

他にも家庭用プリンターで造形し塗装を予定している場合も造型前に塗装のイメージを確認するために利用してみるのも良いかもしれませんね。

自分のお気に入りの3Dデータを見つけて立体塗り絵を
楽しんで見ませんか?

それではまた次回。


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