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Macの最新OS「High Sierra」3Dグラフィックを扱うなら必須になる!?

こんにちは!

少し前になりますが6月5日に開催されたWWDC 2017で、Appleは様々な発表をしています。特にニュースになっていたのはmacbookシリーズのリニューアルやimacシリーズのリニューアルですね。

過去にモデログでも取り上げたARkitなども開発者にとっては大きなニュースでした。

さらに、macOSの14番目のバージョンとして発表された「High Sierra」 は、3Dモデルやアニメーション、グラフィック業界でも注目を集めています。

新しく追加された機能はいくつかありますが今回は「Metal 2」について紹介します。

Metal 2によりeGPUが使用可能

今回ご紹介する「Metal 2」ですが所謂グラフィックスのAPIです。こちらのアップデートにより外付けGPUがmacでも使用可能となりました。

外付けGPU(eGPU)とは
GPUとは画像処理を担当するひとつで、この性能が良いとより綺麗な画面を表示することが可能です。デスクトップ型のPCではグラフィックボードと呼ばれるパーツを付けると性能を向上できますが、ノートパソコン(もちろんmacでも)では不可能です。eGPUとはそのようなノートパソコンでもGPUを追加できるよう、外付けのハードディスクのようにPCに繋ぐだけでGPUを追加可能にしました。

今までmacのOSではこのeGPUには対応していませんでしたが、とうとう使用できるようになりました。また、Appleではそれに合わせてVR開発など向けにThunderbolt3経由でAMD Radeon RX 580to接続できる開発者向けキット「External Graphics Development Kit」を提供すると発表しました。

(C)Apple

イメージの通り、特別な設定は必要なくThunderbolt3へ接続するだけとのこと。利用方法はこちらで確認するします。

この「Metal 2」へのアップデートと共に「Metal for VR」としてVRヘッドセットの対応も果たしました。対応しているヘッドセットは「HTC Vive」。対応アプリケーションは「SteamVR」や「Unity」などです。これによりVRアニメーションやゲームの開発にmacという選択肢も増えたことになります。

今まで諦めていたmacユーザーによってはとてもうれしいニュースになったのではないでしょうか。ARkitも含めVR・AR業界へ本格的に参入してきたAppleがどのように変化をもたらすかとても楽しみですね。

それではまた次回。


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