こんにちは!
ドイツの大型3DプリンターメーカーのBigRep社が電気部品以外をすべて3Dプリンターで出力したバイクを発表しました。
その名も電動バイク「NERA」!
BigRep社はFDMタイプの大型3Dプリンターのメーカーであり、その出力範囲はなんと1m四方にもなります。プリンター本体だけでなく自社プリンター用のフィラメントの開発やNOWLABと呼ばれる開発コンサルタント部門を設けており外部機関と多くのプロジェクトを行っている様です。
このNOWLABが自社製品を活用して作ったのが「NERA」です。
「NERA」のすごいところはバイクを構成しているフレーム、タイヤ、リム、サスペンション、シートなどの部品すべてが3Dプリンターで作られているところです。
しかも、プリントした部品は15個のみ。この部品点数でバイクを構成しています。
重量は60キロ程度と軽く、電気部品、モーターなどはカスタム可能なケースに収められてフレームに格納されています。
タイヤは、エアレスタイヤを採用しており自社開発の素材であるPRO FLEX(フレキシブルフィラメント)を使って出力されています。
フロント部分はフォークレスステアリングとなっており部品点数が少なく機能的です。
フレームのリア部分にはサスペンションの替わりとなるダンパーが設けられており機能的で独創的なフォルムとなっています。
マネージングディレクターのダニエル・ビューイング氏は「このバイクと他のプロトタイプは、工学の創造性の限界を推し進め、私たちが知っているAM技術(付加的加工による製造技術)を作り替えていきます。」と話をしています。
このバイクはBigRep製品を使った「ユースケース」であり購入することは出来ないとのことですが、この技術が広まりさらに低価格で出力することが可能となれば、より一層、既存のモノ作りの在り方、個人ができるモノづくりの幅が大きく変わっていくのではないかと思います。
エンジニアの端くれとしては未来に期待せざる負えません!
(参考)https://fabcross.jp/news/2018/20181211_bigrep_nera.html
(参考)https://idarts.co.jp/3dp/bigrep-nera-e-motorcycle/
(参考)https://all3dp.com/4/bigrep-3d-prints-nera-electric-motorcycle-prototype/
(参考)http://www.3ders.org/articles/20181122-bigreps-nera-worlds-first-fully-3d-printed-and-functional-electric-motorcycle.html
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