3DCGをVR空間で作成できるMayaのプラグインを開発した企業が大阪にあります。VRで使うハンドコントローラーで、直感的に3Dデータをモデリング、デザインできるツールの概要や特徴を紹介します!
概要
VR空間で直感的に作成できる
空間上でできるためあらゆる角度から作成可能
従来のモデリングソフトより早い時間で制作できる
VR空間での作成なためVRコンテンツの開発が容易
3DCGを直感的につくれる「MARUI」
MARUIは大阪にある「株式会社MARUI-PlugIn」が開発した、3Dアニメーション制作ソフトの「Maya」のプラグインツールです。特徴はVR空間で3DCGが作成可能で、VRコンテンツのみならずVR以外の3Dデータの作成も直感的におこなえます。
マウスとキーボードでつくる方法が一般的ですが、より直感的にデザインできるようにしたいという開発者の思いから作成されたようです。機能としては、基本的なモデリングやリトポロジー、レンダリングなどができるほか、アニメーションの作成やライティングも可能です。
MARUIの強み
MARUIの強みは、VR空間上で目の前にモデルが存在し、手で触るように直感的に編集できることによって、制作工数とコストを大幅に減らせることです。
ソフトのライセンス料や勉強料など、3Dモデリングには多くの工数がかかっていました。しかし、MARUIを使うことでこれらの悩みを改善できます。
実際に3Dシーンに入り込んでモデリングをおこなえるため自分がその世界で作業できるため、視点や位置の把握が現実に近い状態できるのです。
MARUIの3D分野での事例
工業用デザインツールとして、ヘリコプター製造会社がデザインで使用したという事例があります。もともと工業用品をつくる場合、試作品を作る必要があります。
これはヘリコプターも例外ではなく、一般的には5年ほどかかるといわれています。これを「MARUI」でおこなった米国のベルヘリコプターは、制作期間が半年で済み、億単位のコストカットになったといいます。
商業利用が期待されており、工業だけではなく映画業界でも利用が期待されています。
最後に
直感的にVR空間で3DCGを作成できる「MARUI」を紹介しました。いままでかかっていた工数を大幅に削減でき、コストも減らせるため現状の開発環境に悩みを抱えているかたは試してみては?
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