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【2026年版】VRM形式の3Dアバターを制作依頼するなら?作り方や費用相場も解説

近年、VTuber事業の立ち上げ、メタバース空間でのブランド展開、そしてAIアバターを使った接客チャットボットなど、企業が「人型の3Dアバター」を活用する場面が急速に広がっています。その中心にあるのが、3Dアバター向けに策定されたファイル形式「VRM」です。

しかし、いざ社内で「VRMでアバターを作って業務に使おう」となると、「FBXやglTFと何が違うのか」「VRMAというアニメーション形式があるが、本体とは何が違うのか」「データが正しく書き出せているか確認する方法は?」「商用利用したい場合、依頼するならどこに頼めばいいのか」といった疑問が次々と出てきます。

本記事では、AIアバターUIの制作支援も行ってきたモデリーが、VRMの基礎仕様から他形式との比較、VRMA、作り方、データチェック方法、費用相場、依頼先の選び方までを徹底解説します。

目次
  1. VRMとは?
  2. VRMと他の3Dフォーマットの違い【比較表あり】
  3. VRM形式の3Dアバターが選ばれる理由
  4. VRMアニメーション(VRMA)とは?
  5. VRM形式の3Dアバターの作り方
  6. VRMファイルをチェックできるWebサイト
  7. VRM形式の3Dアバター制作を依頼する4つのメリット
  8. VRM形式の3Dアバター制作依頼の費用相場
  9. VRM対応アバターの制作会社を選ぶ5つのポイント
  10. VRM形式の3Dアバター制作の依頼先おすすめ会社4選
  11. VRM形式の3Dアバター制作でよくある質問
  12. まとめ

VRMとは?

VRM(Virtual Reality Model)は、人型の3Dアバターデータを扱うために策定された、プラットフォーム非依存のファイルフォーマットです。3Dデータの国際標準フォーマットであるglTF 2.0(Khronos Groupが策定)をベースとしており、日本発の規格として2018年4月にドワンゴ社から提唱され、現在は一般社団法人VRMコンソーシアムが仕様策定・普及を担っています。

VRMの最大の特徴は、人型アバターを扱う上で必要な情報(骨格構造、表情、視線、ライセンス情報など)が1つのファイルにすべてまとめられていることです。これにより、異なるアプリケーション間で同じアバターを共有し、再現性を保ったまま動かせます。

VRMの基本特性や対応アプリケーション、制作事例など、より初歩的な情報を確認したい方は『VRMとは?できることや作り方、制作事例を徹底解説!』もあわせてご覧ください。

VRMモデルでできること

VRM形式の3Dアバターを使うと、次のような活用が可能になります。

VTuber/配信 VRM対応の配信ソフト(VirtualCast、3tene、Animaze、VTube Studioなど)で、Webカメラやモーションキャプチャ機材と組み合わせてリアルタイムにアバターを動かせる。
メタバース/VRSNS clusterやバーチャルキャストといったVRM対応のメタバースプラットフォームに、同じアバターを持ち込んで活動できる。
AIアバターUI チャットボット・音声対話エージェントの「顔」としてWebブラウザ上に組み込み、表情やリップシンクと連動させた接客・案内体験を提供できる。
教育・研修コンテンツ 人物アバターを教材コンテンツの語り手や案内役として活用する。
ゲーム/インタラクティブコンテンツ UnityやWeb(three.js等)のゲーム・体験コンテンツに組み込む。

ポイントは、1体のVRMアバターを用途を問わず横断的に使い回せることです。VTuber配信で使っていたキャラクターを社内のメタバース会議にそのまま登場させたり、AI受付として24時間動かしたりといった連続的な体験がファイル形式を変換せずに実現できます。

AIアバターの具体的な活用シーンについては、下記の関連記事でより詳しく解説しているので参考にしてください。

VRMと他の3Dフォーマットの違い【比較表あり】

3Dデータのファイル形式は数多くありますが、それぞれ設計思想と得意分野が異なります。VRMが他の主要フォーマットと何が違うのかを以下の表を使い詳しく解説していきます。

形式 拡張子 主な用途 人型アバター適性 ライセンス情報の埋込 リアルタイム読込
VRM .vrm 人型3Dアバター運用全般 ◎(特化) ◎(標準仕様)
FBX .fbx ゲーム制作・3DCG・モーション交換 △(汎用)
glTF/GLB .gltf/.glb Web3D表示・汎用3Dデータ △(汎用)
OBJ .obj 静止オブジェクト・3Dプリント
MMD(PMX/PMD) .pmx/.pmd MikuMikuDance動画 ○(独自規約)

比較表から分かる通り、人型3Dアバターの運用に標準対応している唯一のフォーマットがVRMです。

FBXやglTF・GLBは汎用3D形式のため、アバター特有の情報(ヒューマノイドボーン・表情・ライセンス情報など)が標準化されていません。OBJはアニメーション機能を持たず静止物向け、MMD(PMX/PMD)はアバター表現力は高いものの独自規格として汎用性に課題があります。

VRM形式の3Dアバターが選ばれる理由

ここでは、VRMが事実上の標準形式として支持を集める理由5つを詳しく解説します。

VRM形式の3Dアバターが選ばれる理由

1.ポータビリティが高い
2.アバター特化のライセンス情報をファイル内に内包できる
3.座標系・スケール・初期姿勢が統一化されている
4.ヒューマノイドボーン構造が規格化されており、モーションキャプチャデータの相互流用が容易
5.表情、視線、一人称視点、ゆれもの(SpringBone)が標準実装

それではここから、1つずつ整理していきます。

1.ポータビリティが高い

VRMはglTFのglb形式(バイナリ形式)をベースとしており、3Dモデル本体・テクスチャ・マテリアル情報がすべて1つの『.vrmファイル』に格納されます。

従来のフォーマットでは、テクスチャが別ファイルになっていたり、絶対パスが記述されていたりして、別環境に持ち込むとリンク切れを起こすケースがありました。VRMはこうした問題が起こらないため、Webアプリやゲームエンジンへのランタイムロードが容易です。

2.アバター特化のライセンス情報をファイル内に内包できる

VRMにはMetaという領域が用意されており、タイトル・作者名・サムネイル画像のほか、「人格を演じるアバターとして使ってよいか」「暴力表現を許可するか」「商用利用を許可するか」といった、アバター特有のライセンス情報をファイル自体に書き込めるようになっています。

これは「人間がそのデータを使って人格を演じる」というアバター特有の性質を踏まえた仕様で、汎用3D形式にはない大きな特徴です。

3.座標系・スケール・初期姿勢が統一化されている

3Dモデルは、制作者やツールによって座標系(右手系/左手系、Y-UP/Z-UP)やスケール単位(メートル/センチメートル/インチ)が異なるという問題があります。VRMはglTFの仕様に準拠し、次のように統一しています。

座標系:右手系 Y-UP
スケール単位:メートル
初期姿勢:T-PoseでZ+向き(VRM 1.0)

なお、VRM 0.xではZ-向きでしたが、VRM 1.0でZ+向きに変更されました。また、VRM 0.xでは「T-Poseで正規化されていること」が必要条件でしたが、VRM 1.0では制限が緩和され「T-Poseであること」が必要条件となりました。

4.ヒューマノイドボーン構造が規格化されており、モーションキャプチャデータの相互流用が容易

VRMではヒューマノイド(人型)ボーン構造が定義されており、ボーンの命名や階層関係が統一されています。この特性により、あるVRMアバター用に作成したモーション(モーションキャプチャ収録データなど)を、別のVRMアバターでもそのまま再生できるようになっています。

従来のFBXなどではボーン名がモデルごとに異なるため、モーションを別キャラに流用するには手作業でのリターゲット作業が必要でした。VRMではこれが大幅に省力化されます。

5.表情、視線、一人称視点、ゆれもの(SpringBone)が標準実装

VRMには、アバター演出に不可欠な以下の要素が標準仕様として組み込まれています。

機能 概要
表情 「喜怒哀楽」+「驚」(VRM 1.0で追加)、「瞬き」、「あいうえおの口形」が標準定義されており、音声からのリップシンクやランダム瞬きが容易
視線制御 ボーンによる視線、BlendShapeによる視線、TextureUVによる視線の3方式に対応
一人称視点(FirstPerson) VRで自分自身としてアバターを使う際に、頭部を非表示にする位置情報を標準で持つ
揺れもの(SpringBone) 髪や衣服の自然な揺れを、物理エンジンに依存せず再現するための標準実装
マテリアル PBR(glTF準拠)、Unlit(glTF準拠)、MToon(アニメ調シェーダー)の3種類に対応

これらが規格内に組み込まれているため、対応アプリケーション間でアバターの見た目と挙動の再現性が高く保たれます。

VRMアニメーション(VRMA)とは?

VRMが「アバターの見た目・骨格・表情の標準」を定義する形式であるのに対し、VRMA(VRM Animation)はそのアバターを動かすモーションの標準形式です。

1つのVRMAファイルをあらゆるVRMアバターで使い回せる設計のため、配信・メタバース・AIアバターUIといった複数の利用シーンに同じモーションを展開でき、運用効率を大きく高められる特徴があります。

ここではVRMAの仕組み・できること・AIアバターUIでの活用例を順に見ていきましょう。

VRMA(.vrma)の仕組み

VRMA(VRM Animation)は、VRMで定義された人型モデルのアニメーション(モーション)を扱うためのファイルフォーマットです。拡張子は.vrmaが推奨されており、VRM本体と同じくglTFをベースに記述され、『VRMC_vrm_animation』という拡張仕様で定義されています。

VRMAに格納される情報は以下の3種類です。

・Humanoidボーンアニメーション(歩く、手を振る、お辞儀するなど身体の動き)
・表情アニメーション(笑顔のままうなずく、など)
・視線制御アニメーション(カメラに目を向ける動きなど)

VRMA最大の特徴は、1つのVRMAファイルが、あらゆるVRMファイルで利用できることです。VRM自体がヒューマノイドボーン構造を標準化しているため、VRMAに記録されたモーションを別のVRMアバターに対しても適切なリターゲットを伴って再生できます。

VRMAでできること

VRMAで想定される使い方として、以下が挙げられます。

・VRMA対応のオーサリングツールで、アニメーションを作成する
・モーションキャプチャで記録したアニメーションをさまざまなアプリケーションで利用する
・作ったアニメーションを配信アプリや撮影アプリで再生する
・作ったアニメーションをメタバースに持っていって再生したり、他ユーザーとシェアして一緒に使う
・VRMAファイルをゲームエンジンで読み込み、ゲーム等の開発で利用する

VRM 1.0からはVRMA対応が実装されており、Unity上ではUniVRMを通じてVRMAの読み書きが可能です。

AIアバターUIにおけるVRMA活用例

AIアバター(対話AIや接客チャットボットの「顔」)の運用において、VRMAが活用できます。

・ユーザーの問いかけに反応する「うなずき」「考え込む」「案内ジェスチャー」といったモーションをVRMAで1セット用意しておけば、複数のアバターキャラクターで共通利用できる
・AIの応答内容(肯定/否定/質問/謝罪)に応じてVRMAを切り替え、より自然な対話演出を実現できる
・モーションを後から追加・差し替えても、アバター本体は触る必要がない

VRM本体は「見た目・骨格・表情の標準」、VRMAは「モーションの標準」と役割が明確に分かれているため、運用上の保守性が高いのも利点です。

VRM形式の3Dアバターの作り方

VRM形式のアバターを用意する方法は、大きく分けて4つあります。

VRM形式の3Dアバター作成方法

方法①VRoid Studioで作る(無料・初心者向け)
方法②既存3DモデルをVRM形式に変換する
方法③ゼロからプロに制作依頼する
方法④AIアバターUI向けにカスタム制作する

それではここから、1つずつ詳しく解説します。

方法①VRoid Studioで作る(無料・初心者向け)

VRoid Studioの画像
出典:VRoid Studio

VRoid Studioは、ピクシブ株式会社が無料で提供している3Dキャラクター制作ソフトウェアです。Windows/Macに対応し、髪型・顔・体型・衣装などをパラメーターやプリセットで組み合わせることで、3Dモデリングの専門知識なしにVRMファイルを出力できます。

メリット:誰でも無料で使える/パラメーター調整中心で習得が容易/VRoid Hubと連携してそのまま配布できる
デメリット:プリセットベースのため独自性が出しにくく、企業ブランドキャラクターとしての差別化が難しい場合がある

商用利用の可否についてピクシブ公式ヘルプによれば、VRoid Studio正式版で作成したアバターモデル(出力物)は、個人・法人問わず商用利用が可能ですが以下の点に注意が必要です。

・VRoid Studio搭載のプリセットアイテム(衣装・髪型・テクスチャなど)に特別なライセンス表記がある場合は、その条件に従う必要がある
・VRoid Studioソフトウェア自体の商用利用(販売など)はできない
・VRoid Studioの出力物を使って、メッシュ変形やテクスチャ組合せでキャラを生成する機能を持つアプリの開発は禁止されている(ピクシブからの別途ライセンスが必要)

VRoid Studio以外の3Dアバター作成方法(スマホアプリやその他ツール)については、以下の関連記事で具体的な手順を紹介しています。

方法②既存3DモデルをVRM形式に変換する

すでにFBXなどで持っている3Dモデルや、VRChat用に作成された3Dアバターを、VRM形式に変換することもできます。代表的な方法を以下にまとめました。

方法 概要
Blender VRM Add-on for Blenderを導入することで、BlenderからVRMファイルを直接書き出せる
Unity+UniVRM UnityにUniVRM(VRMコンソーシアム公式のUnityインポーター・エクスポーター)を組み込み、Unity上でセットアップしてVRMとして出力
VRChat用アバターからの変換 シェーダー(lilToon→MToon)の変換、SpringBoneの再設定、ライセンス情報の付与など、一定の変換作業を伴う

変換時には、ボーン名のリネーム、表情ブレンドシェイプの再定義、初期姿勢(T-Pose)への調整など、専門的な作業が複数発生するため、汎用3DCG制作の経験者でも初回はハードルが高くなります。

なお、変換時には利用先のプラットフォームに応じた最適なポリゴン数の検討も重要です。詳しくは『3Dのアバターを作成する際に最適なポリゴン数は?用途ごとに解説!』をご参照ください。

方法③ゼロからプロに制作依頼する

完全オリジナルのキャラクターでブランド独自のアバターを作りたい場合、プロの制作会社にフルスクラッチで依頼するのが最も確実です。一般的な制作工程は以下のとおりです。

商用利用前提でブランドキャラクターを展開したい場合、独自IPの確立と権利関係の明確化という観点からも、この選択肢が現実的です。

3Dアバター制作でおすすめの依頼先や制作依頼の流れなどは、以下記事を合わせてご参照ください。

方法④AIアバターUI向けにカスタム制作する

AIアバター(音声対話・接客チャットボット)として活用することを前提に、設計段階から最適化して制作する方法です。一般的なVRM制作に加えて、以下のような設計が含まれます。

・対話AIエンジン(ChatGPTやClaudeなどの大規模言語モデル)との接続を想定した連携設計
・音声合成(TTS)からのリップシンク再生に必要な口形ブレンドシェイプの作り込み
・WebGL/three.jsなどのWeb再生環境を想定したポリゴン数の最適化
・AIの応答内容に応じた表情・モーション切り替え用のVRMAバリエーション設計
・既存業務システム(チャット基盤、CRM、社内ナレッジベースなど)との連携実装

モデリーではこの方法④の領域でAIアバター制作を行っており、ご要望に応じて企画段階からのご相談に対応しています。

AIアバターの制作依頼を検討中の方は、『AIアバター制作(開発)を依頼できるおすすめ企業4選はどこ?費用相場や選び方』でメリット・選び方・依頼先候補も整理しているのでご確認ください。

VRMファイルをチェックできるWebサイト

VRMファイルを制作・受領した際、想定通りに動くか、規格に準拠しているか、ライセンス情報が正しく書き込まれているかをチェックすることは重要です。

代表的なチェック手段

①VRM Viewer
②VRoid Hub
③UniVRM(Unity拡張)

ここでは、VRMファイルの代表的なチェック手段を紹介します。

①VRM Viewer

VRM Viewerの画像
出典:VRM Viewer

VRM Viewerは、ブラウザにVRMファイルをドラッグ&ドロップするだけで、3Dモデルが表示されるシンプルなビューアです。

ボーン構造、表情ブレンドシェイプ、SpringBoneの動きなどを視覚的に確認でき、制作会社から納品されたVRMファイルの動作チェックを発注側が即座に行えます。

②VRoid Hub

VRoid Hub公式サイトの画像
出典:VRoid Hub

VRoid Hubは、ピクシブが運営するVRMモデルの共有プラットフォームです。

VRMファイルをアップロードする際に仕様準拠のチェックが行われるため、規格違反のファイルは事実上ここで弾かれます。公開/非公開の切り替えや、連携アプリへの配信設定など、運用面の機能も豊富です。

③UniVRM(Unity拡張)

UniVRMは、VRMコンソーシアムが公式に提供しているUnity向けのVRMインポーター・エクスポーターです。

エンジニアがUnity上でVRMファイルをインポートし、ボーン構造や各種コンポーネントの中身を内部から詳細に確認する用途で使われます。GitHubで公開されているオープンソースプロジェクトです。

VRM形式の3Dアバター制作を依頼する4つのメリット

ここでは、VRM形式の3Dアバター制作を外注依頼するメリットを紹介します。

メリット

メリット①商用クオリティのオリジナルVRMモデル制作ができる
メリット②ライセンス・権利関係がクリア
メリット③AIアバターUI・配信ツールへの連携実装まで対応
メリット④納品後の運用サポート

それではここから、1つずつ詳しく解説します。

メリット①商用クオリティのオリジナルVRMモデル制作ができる

無料ツールで作るVRMアバターは手軽ですが、プリセットの組み合わせが中心となるため、企業ブランドキャラクターやIP化を視野に入れた展開には独自性を出すのが難しい場合があります

プロに依頼することで、キャラクターデザインから素体モデリング、表情・揺れもの設定までをブランドの世界観に沿って1から作り込んだ、商用品質のオリジナルVRMモデルが手に入ります。

メリット②ライセンス・権利関係がクリア

完全オリジナルでの制作であれば、著作権や使用権の所在が明確になり、肖像権・人格権リスクもクリアになります。

VRMのメタデータ領域に、商用利用・改変・再配布などのライセンス条件を制作会社が適切に書き込んでくれるため、後々の運用トラブルも避けられます。

メリット③AIアバターUI・配信ツールへの連携実装まで対応

「3Dモデルとしてのアバターを作って終わり」ではなく、実際にどの環境で使うかを踏まえた最適化や連携実装まで対応してもらえることが、プロへ依頼する大きな利点です。

AIチャットボットとの統合、配信ソフトでの動作検証、Webへの組み込み、社内システムとの接続など、運用フェーズで必要になる作業を見越した設計が可能になります。

メリット④納品後の運用サポート

VRMアバターは納品して終わりではなく、運用しながら衣装の追加、表情パターンの拡張、新しいVRMAモーションの追加など、継続的な改善が発生します。

プロの制作会社なら、納品後の修正・拡張も依頼しやすく、長期的に一貫したクオリティを維持できます。

VRM形式の3Dアバター制作依頼の費用相場

VRMアバターの制作費用は、品質・制作工程・連携実装の有無によって大きく変動します。一般的な相場の目安を以下にまとめます。

制作タイプ 費用相場の目安(税別) 納期目安 おすすめのケース
VRoid Studioベースのカスタマイズ 5万円〜30万円 2〜4週間 個人VTuber、社内検証用、PoC
セミオーダー(既存テンプレ+デザイン差し替え) 30万円〜80万円 1〜2ヶ月 中小規模のキャラPR、コストを抑えつつオリジナル性を出したい場合
フルスクラッチ(オリジナルキャラ・商用) 80万円〜300万円 2〜4ヶ月 企業公式VTuber、ブランドキャラクター、メディア展開前提
AIアバターUI連携込み(対話AI+WebGL組込) 200万円〜 3〜6ヶ月 接客AI、社内ヘルプデスク、24時間バーチャル受付

※ 上記は制作会社への依頼を前提とした一般的な目安であり、要件(ポリゴン数、表情数、VRMAバリエーション、連携先システム数など)や依頼先の体制により変動します。正確な費用は複数社で相見積もりを取ることをおすすめします。

VRM対応アバターの制作会社を選ぶ5つのポイント

ここでは、VRM対応アバターの制作会社を選ぶ際の5つのポイントを紹介します。

ポイント

ポイント①VRM形式の納品実績がある会社
ポイント②VRMA(アニメーション)まで対応可能かどうか
ポイント③AIアバターUI/WebGL組込みまでワンストップ対応しているか
ポイント④利用シーン別の最適化提案ができるか
ポイント⑤権利・ライセンス処理が明確になっているか

それではここから、1つずつ詳しく解説します。

ポイント①VRM形式の納品実績がある会社

3DCG制作会社は数多くありますが、VRM特有の仕様を正しく扱える会社は限られます。

問い合わせ時には、VRM形式での過去納品実績、対応バージョン(VRM 0.x/VRM 1.0)、納品ファイルが各種VRM対応アプリで動作確認済みかを必ず確認しましょう。

モデリー中バナー画像

ポイント②VRMA(アニメーション)まで対応可能かどうか

アバター本体とは別に、モーションを必要とするケースが多くあります。

VRMA制作・モーションキャプチャ収録・モーション編集までワンストップで対応できる会社であれば、運用フェーズでの追加発注がスムーズになります。「3Dモデルは作れるがモーションは外注」というケースもあるため、事前に確認してください。

ポイント③AIアバターUI/WebGL組込みまでワンストップ対応しているか

VRMアバターは「3Dモデルとして納品されたら終わり」というケースばかりではなく、実際の業務で活用するには各種システムへの組み込みが必要になります。

AI対話エンジンとの接続、Webサイトへの埋め込み、リップシンク連携、社内システムとの統合まで、設計段階から逆算して提案・実装できる会社を選ぶと、納品後に「組み込みは別途依頼が必要だった」「想定通り動かない」といったトラブルを避けられ、後工程で発生する想定外コストを抑えられます。

ポイント④利用シーン別の最適化提案ができるか

VTuber配信、メタバース、AIアバターUI、ゲーム内キャラクターでは、それぞれ最適なポリゴン数・テクスチャ解像度・表情数・VRMA数が異なります。

「とりあえずVRMで作ります」ではなく、利用シーンを踏まえた最適化を提案してくれる会社をおすすめします。たとえばWeb描画前提なら描画負荷を抑えた軽量設計、ハイエンドゲーム前提なら高品質なテクスチャ設計というように使い分けが必要です。

ポイント⑤権利・ライセンス処理が明確になっているか

VRMのMeta領域に書き込むライセンス条件(商用利用可否、暴力表現可否、改変可否、再配布可否など)、納品物の著作権の帰属、二次利用範囲などを契約書レベルで明確に取り決められる会社を選びましょう。

後々のIP化や他社とのコラボ時に問題にならないよう、最初の段階で押さえることが重要です。

VRM形式の3Dアバター制作の依頼先おすすめ会社4選

ここでは、VRM形式の3Dアバター制作でおすすめの依頼先を紹介します。

おすすめ会社

おすすめ①モデリー(株式会社メルタ)
おすすめ②株式会社HIKKY
おすすめ③リアルアバター合同会社
おすすめ④株式会社ジーアングル

それではここから、1つずつ詳しく解説します。

おすすめ①モデリー(株式会社メルタ)

モデリー公式画像

3Dアバター制作を検討中で、信頼できるパートナーをお探しなら、ぜひモデリーにご相談ください。

モデリーを運営する株式会社メルタは、3Dモデリング・3Dコンテンツ制作の専門集団として、これまで数多くの3Dアバター・シミュレーター・3Dビューアー・AR/VRコンテンツを手がけてきました。

会社名株式会社メルタ
設立2014年12月
対応領域・3Dデータ作成
・3DCG制作
・AR
・VR
・3Dアバター
・研究・教育用コンテンツ制作
・Web技術を組み合わせた3Dシステムの開発など、幅広い用途の3Dモデル制作・コンテンツ開発
・ARデータ変換
・Unity向けデータ変換
・3Dスキャン
・3Dシミュレーター開発
おすすめポイント・コンテンツ制作の企画段階から相談できる3Dパートナーとして、仕様策定、デザイン、モデリング、開発、運用環境構築までプロジェクトを伴走
・オンラインストア上の製品のバリエーションをユーザーが自由に切り替え、好きな方向から見られる3Dコンテンツで、製品の魅力をより伝えるサポート

「自社の商品を3Dで魅せたい」「カスタマイズシミュレーターを導入してECの売上を伸ばしたい」「営業ツールとして3Dシミュレーターを活用したい」など、どんなご相談でも歓迎です。

おしゃべりメルちゃんの画像

株式会社メルタは、自社が展開する3Dコンテンツ制作サービス「モデリー」の技術紹介を目的とした音声対話型AIアバター体験ページ『おしゃべりメルちゃん』を過去に公開しています。

こちらのデモでは、公式キャラクター「ひらめきメル」を3Dアバターとして実装し、マイクを通した音声会話が可能になっています。

利用者は対話を進めながら、メルタの事業内容やサービスの特徴をわかりやすく知ることができ、双方向で楽しめる顧客体験を提供します。

弊社は3Dアバターとリアルタイム対話AIを組み合わせた双方向コミュニケーション環境の導入を支援しています。

企画段階からのご相談や、オリジナルアバターの制作、対話機能の組込みまで一貫した体制で対応いたします。

インタラクティブな接客やオンラインサービスの強化を検討されている企業様に最適なソリューションをご提供いたします。

またモデリーでは、3Dデータ制作から3DCG制作、3Dアバター、教育・研究用コンテンツ開発まで、幅広い分野に対応しています。制作と開発の両方を手がけているため、デザインから実装までをシームレスにつなげられる点が大きな強みです。

日本国内で実績を積んだプロの3Dデザイナーが担当し、高精細かつ安定したクオリティのデータをお届けしています。

さらに、プロンプトを活用した表現テクニックにより、他社にはない魅力的なキャラクターをスピーディーに制作できるのもモデリーならではの特長です。完成後の細かい調整にも柔軟に対応できるため、イメージ通りのキャラクターを効率よく仕上げることが可能です。

制作フローに不安がある場合でも、丁寧に相談できる体制が整っているため、3DCGに詳しくない方でも安心してご依頼いただけます。

モデリーが選ばれる理由
・AR/VR・Unityゲーム・映像など多分野に対応
・仕様策定から運用環境構築までトータルサポート
・クイックレスポンスでスムーズな進行
・各種ゲームエンジン・DCCツール対応
・経験豊富なデザイナーによる安定したクオリティ

AIアバターの制作・開発をお考えなら、まずは気軽に『モデリー』にご相談ください。企画から完成までワンストップでサポートいたします。

モデリー中バナー画像

おすすめ②株式会社HIKKY

株式会社HIKKYのHP画像
出典:株式会社HIKKY

株式会社HIKKYは、世界最大級のメタバースイベント「バーチャルマーケット」を主催することで知られる企業です。

Webメタバース構築エンジン「Vket Cloud」、ブラウザ上でVRMアバターを作成・出力できる「Vket Avatar Maker」を自社で開発・提供しており、VRM形式と親和性が高い独自のアバター・空間ソリューションを持っています。

設立 2018年5月
主なサービス Vket Cloud(Webメタバース構築)、Vket Avatar Maker(ブラウザ型VRMアバター制作ツール)、法人向けメタバース空間構築・運営
特長 バーチャルマーケットの運営実績/VRM対応のアバター制作ツールを自社保有/メタバース×法人ブランディングのノウハウ
おすすめのケース 自社メタバース空間にVRMアバターで来訪する体験を作りたい、大規模イベントでのアバター活用、ブランド主導のメタバース展開
URL ・通常:https://www.hikky.co.jp/
・法人向け:https://hikky.co.jp/biz

「VRMアバター単体」ではなく、メタバース空間そのものを含めたパッケージで展開したい企業に適しています。

おすすめ③リアルアバター合同会社

リアルアバター制作の画像
出典:リアルアバター合同会社

リアルアバター合同会社は、VRMコンソーシアム正会員として、3Dスキャンによるフォトリアルな本人モデル制作に特化した会社です。

青山に最新の全身3Dスキャナースタジオを構え、出張撮影にも対応していて、実在の人物を高精細にスキャンしてVRMアバター化することを得意としています。

主なサービス 3Dスキャン撮影、フォトリアル3Dモデル制作、VRM形式での書き出し、全身3Dスキャナー本体の販売
特長 VRMコンソーシアム正会員(2020年〜)/全身3Dスキャナースタジオ保有/フォトリアル特化/著名人・経営者の本人モデル制作実績
主な実績 声優・野沢雅子氏のドラゴンボール悟空3Dモデル制作協力、青山テルマ氏、東京大学元総長などの3Dスキャン/リアルアバター制作(公式サイトに記載)
おすすめのケース 経営者・タレント・社員の本人モデルをVRM形式で展開したい、放送・広告・展示会などで等身大人物のフォトリアル表現が必要なケース
URL https://www.real-avatar.com/

「キャラクターではなく実在する人物をVRMアバター化したい」というニーズに対する数少ない選択肢です。

おすすめ④株式会社ジーアングル

株式会社ジーアングルの画像
出典:株式会社ジーアングル

株式会社ジーアングルは、ゲーム・エンタメ業界で長年の実績を持つ大手3DCG・映像・音楽の制作会社です。

VTuberアバター制作ではLive2D・FaceRig・VRM形式など、2D・3D問わず複数仕様に対応し、キャラクターデザインからモデリング、配信サポート、楽曲、ナレーション収録まで一括対応できる総合力が強みです。

主なサービス VTuber・キャラクターアバター制作、3DCG制作、イラスト制作、音楽・サウンド制作、ナレーション収録
特長 エンタメ業界で長期にわたる実績/キャラクター~音まで一括対応/配信環境セッティングサポート/3プラン構成で目的・予算に合わせて選択可能
提供範囲 キャラクターデザイン、レイヤー分け、モデリング、リギング、アニメーションセットアップ、配信運用サポート
おすすめのケース 企業公式VTuberの立ち上げ、IP化を視野に入れたキャラクター展開、楽曲・ナレーションまで含めて一括で進めたいエンタメプロジェクト
URL https://www.g-angle.co.jp/vtuber/

VTuber事業立ち上げで「アバターだけでなく音まで含めて任せたい」企業に向いています。

VRM形式の3Dアバター制作でよくある質問

ここでは、VRM形式の3Dアバター制作でよくある質問とその回答を紹介します。

既存の2Dキャラクターを VRM形式の3Dアバター化できますか?

A.可能です。2Dイラストや三面図を元に、プロのモデラーが3Dモデルを起こし、VRM形式に書き出します。

ただし、2D絵の独特の表現(パースの誇張、髪のシルエットなど)を3Dで完全に再現できないことがあるため、3D化に向けたデザイン調整が必要になることもあります。

元のキャラクターのIPライセンスや原作者の許諾状況も事前に確認しておきましょう。3Dアバターの一般的な制作プロセスについては『オリジナル3Dアバターの作り方とは?作成の流れや無料3Dアバター作成アプリ5選』もあわせてご覧ください。

VRMA(アニメーション)だけ別途依頼できますか?

A.可能です。すでにVRMアバターをお持ちであれば、追加のモーションだけをVRMA形式で制作するという依頼も受けられます。

VRMAは「あらゆるVRMファイルで利用可能」という設計のため、別のアバターに使い回すこともできる点がメリットです。モーション制作の方法には、手付けアニメーションとモーションキャプチャ収録の2種類があり、用途と予算に応じて選択します。

納品後にアバターの衣装やヘアスタイルを変更したい場合は?

A.多くの制作会社で、納品後の追加対応(衣装バリエーション追加、ヘアスタイル変更、表情追加、新規VRMA追加など)を受けています。

制作会社によっては、月額の運用サポートプランや、追加発注用の料金体系を用意しているケースもあります。長期的な運用を想定している場合は、契約段階で追加対応の条件を確認しておくことをおすすめします。

VRoid Studioで作ったVRMモデルは商用利用できますか?

A.ピクシブ公式ヘルプによれば、VRoid Studio正式版で作成したアバターモデル(出力物)は、個人・法人問わず商用利用が可能です。ただし、以下のような注意点があります。

・VRoid Studio搭載のプリセットアイテムに特別なライセンス表記がある場合は、その条件に従う必要がある
・VRoid Studioソフトウェア自体の商用利用(販売など)はできない
・第三者が制作したテクスチャ・衣装等の有料素材を組み合わせている場合は、そのクリエイターのライセンス条件にも従う必要がある

商用品質・独自IP・権利関係の明確さが必要な場合は、プロに完全オリジナルで制作依頼するのが安全です。

まとめ

VRMは、人型3Dアバターを扱うための事実上の標準フォーマットとして、VTuber・メタバース・AIアバターUIなど多様な分野で採用が広がっています。glTFをベースにしたポータビリティの高さ、アバター特化のライセンス情報内包、ヒューマノイドボーンと表情・視線・揺れものの標準化、そしてVRMA(アニメーション)との分離設計など、運用上のメリットが多くあります。

自作も可能ですが、商用利用前提の品質・権利処理・連携実装・運用サポートまで含めて考えると、プロの制作会社への依頼が現実的な選択肢です。

依頼先選びでは、VRM形式の納品実績、VRMA対応、AIアバターUIやWebGLへの組み込み対応、利用シーン別の最適化提案、権利処理の明確さの5点を確認しましょう。

モデリーでは、企画段階からのご相談、フルスクラッチでのVRMアバター制作、そしてAIアバターUIとの統合実装までをワンストップで対応しています。「自社のサービスにアバターを組み込みたい」「AI対話アバターを作りたい」「ブランドキャラクターをVRMで展開したい」といったご相談を、ぜひお気軽にお寄せください。サービスの詳細はモデリーの3Dアバター制作サービスページをご覧ください。


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