3DCG

【2019年版】自分で作成した3Dデータを販売できるサイトまとめ

今回は「自分の3Dデータを有料で出品できるサイト」を紹介します。自作した3Dデータを個人で使用するだけではなく、マーケットプレイスなどで販売することで収益を得たり、より多くの人に利用してもらえるようになります。

販売する前に3Dデータの用途を確認する

一口に3Dデータと言っても、用途により取り扱う販売サイトも変わってきます。自作した3Dデータが以下のどちらに当てはまるかを確認しましょう。

  • ゲームやアニメーションに用いるローポリゴンの3DCGデータ
  • 3Dプリントなどに用いる動きがないハイポリゴンの3DCADデータ

確認ができたら、自分が出品したいサイトで実際に販売してみましょう。

※以下、本記事中すべての画像はソフトウェア公式サイトからのスクリーンショット、および操作画面をキャプチャしたものです。

アニメーションやゲーム用の3Dデータを販売できるサイト(海外)

Unity アセットストア

Unity アセットストア

ゲームエンジンソフトウェアのUnity(ユニティ)には、3Dモデルを売買できるアセットストアがあります。もちろん、取り扱われている3DモデルはUnity内で使用可能です。

また、3Dデータだけでなく、2D素材や開発効率を上げるプラグインなども販売されています。有料のものが多いですが、無料で使えるアセットも配布されています。

特徴

  • 販売にはUnityのアカウントが必要(無料)
  • Unityユーザー向けのアセット全般の販売プラットフォームだが、特に3Dデータの購買が盛んでユーザー数が多い

販売できるデータ形式

fbx形式かobj形式を含んだUnityアセットとして販売可能(Maya、Max、Blenderなどの元データを同梱可能)

販売手数料

30%

公式サイト

Turbosquid(ターボスクイッド)

TurboSquid

アメリカに本社があるTurboSquid社が提供する3Dデータの売買サイトです。2019年現在では70万点以上の3Dモデルが出品されており、非常に大きなプラットフォームになっています。

特徴

  • 海外で非常に有名な3Dデータ売買プラットフォーム
  • 販売されている3Dデータのクオリティが高く、高価なものが多い

販売できるデータ形式

3dsMaxやMayaの製作したソフトウェアの生データから、fbxやobjなどの汎用形式まで幅広く販売できる

販売手数料

60%

公式サイト

Free3D(フリー3D)

Free3D

基本的には無料の3Dデータ共有サイトですが、プレミアムモデルとして安価帯での3Dモデルの販売が可能なサイトです。元々はTF3DMが独立して運営していましたが、2017年にTurboSquid社に買収されました。

特徴

  • 海外のサイトだが、日本語ページが存在する
  • 無料の3Dデータも多く公開されており、販売されている3Dデータも低価格帯が多い
  • TurboSquidと運営会社が同じ

販売できるデータ形式

3dsMaxやMayaの製作したソフトウェアの生データから、fbxやobjなどの汎用形式まで幅広く販売できる

販売手数料

40〜60%

公式サイト

アニメーションやゲーム用の3Dデータを販売できるサイト(国内)

Model Wave(モデルウェーブ)

Model Wave(モデルウェーブ)

株式会社モデリックスが運営する数少ない国内の3Dデータ売買プラットフォームです。基本的に有料の販売サイトですが、一部サンプルとして無料のデータも存在します。

特徴

日本のサイトのため、日本語での販売が可能

販売できるデータ形式

max、shd、lwo、3ds、obj、3dsの6種類のみ対応

販売手数料

45%

公式サイト

3Dプリント用の動きのない3Dデータを販売できるサイト(海外)

Shapeways(シェイプウェイズ)

Shapeways

オランダで設立されたshapeways社が運営する3Dプリントサービスのプラットフォームです。ユーザーは自作した3Dデータを入稿して3Dプリントを注文できるほか、自身の3Dデータを3Dプリント物として販売できます。3Dデータのダウンロード販売はできません。

特徴

  • 3Dデータをそのまま販売するのではなく3Dプリント物として販売できる
  • 素材数が多く、陶器やガラスなど特殊な素材を取り扱っている
  • 世界最大級の3Dモデルコミュニティサービスで本社は米国でオランダにも支社を構えている

販売できるデータ形式

dae、obj、stl、x3d、x3db、x3dv、wrl

販売手数料

0%(3Dプリント費用のみ)

公式サイト

3Dプリント用の動きのない3Dデータを販売できるサイト(国内)

Rinkak(リンカク)

Rinkak(リンカク)

カブク社が提供する日本国内の3Dプリント物のマーケットプレイスです。shapeways同様、自作した3Dデータを3Dプリント物として販売できます。

特徴

  • 3Dデータをそのまま販売するのではなく3Dプリント物として販売できる
  • 自由にクリエイター利益を設定できる
  • おしゃれなプロダクトが集まっており、サイト自体のデザイン性も高い

販売できるデータ形式

obj、stl、ply、vrml(wrl)

販売手数料

3Dプリント費用+30%

公式サイト

DMM.make

DMM.make

DMM.comが運営する3Dプリント物のマーケットプレイスです。出品点数が非常に多く、可動式のデッサン用人形や鉄道模型など、3Dプリントならではのニッチな商品が多く揃っています。

特徴

  • 3Dデータをそのまま販売するのではなく3Dプリント物として販売できる
  • 最終製品だけでなく、治具や鉄道模型なども多く上がっている
  • 3Dプリントの価格が非常に安いので売りやすい

販売できるデータ形式

stl、3mf、obj、3da、step、iges、ply、vrml・wrml形式

販売手数料

0%(3Dプリント費用のみ)

公式サイト

3D CAD DATA.com

3D CAD DATA.com

Hanza Studioが提供する3Dデータの共有サイトです。有料の販売ではなく無料のダウンロードサイトなのですが、共有した3Dモデルに対して、1いいねあたり1g相当の3Dプリンターの材料が配布されるユニークな3Dデータ共有サイトです。

特徴

  • 販売ではなく無料公開のみ対応、ただし1Likeあたり1g相当のフィラメント(3Dプリンターの材料)がもらえる
  • フォローしているユーザー、新着、カテゴリ、ランキングごとに3Dデータを並びかえられる
  • SNSと連携して登録・ログインが可能

販売できるデータ形式

stlのみ

利用手数料

0%

公式サイト

どちらの3Dデータを販売できるサイト(海外)

CGtrader(CGトレーダー)

CGtrader

CGtraderは2011年に設立された3Dモデルの販売プラットフォームで、90万点の販売モデル、220万人のユーザーが登録する非常に巨大なサービスです。取り扱っている3Dモデルの種類も幅広く、販売手数料の比較的安いため、自作した3Dモデルを販売する際には登録しておいて損はないサイトです。

特徴

  • 販売手数料が安い
  • 有名なサイトでユーザー数が多い
  • ゲーム、アニメーションモデルだけでなく3Dプリント用モデルも販売できる

販売できるデータ形式

max、obj、fbx、3ds、stl、c4d、blend、ma、mbなど幅広いデータ形式で販売可能

販売手数料

20〜30%

公式サイト

Sketchfab(スケッチファブ)

Sketchfab

Sketchfabはダウンロード不可の3Dデータの閲覧・共有サービスとしてスタートしましたが、現在では無料・有料を含めダウンロード配布が可能です。ユーザー数・コンテンツ数が多いため、3Dモデルの販売プラットフォームとしても活用できます。

特徴

  • 無料の3Dデータも多く公開されている
  • ゲーム、アニメーションから3Dプリント用モデルも販売できる

販売できるデータ形式

fbx、3ds、max、blend、obj、stl、c4d、ma、mb、lwo、lxo、skp、unitypackage、uasset、dae、plyなど幅広いデータ形式で販売可能

販売手数料

30%

公式サイト

まとめ

ひとつのデータを複数のマーケットプレイスに出品することも可能です。3Dデータの販売だけで大きな収益を上げるのは難しい印象ですが、クリエイターの腕次第で副業やビジネスとして成立する可能性があります。自作した3Dデータが手元にある人は是非販売してみてください。


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