毎年新たな機能が拡張され進化する「iPhone」ですが、発表前に情報をキャッチした報道機関のリーク内容が盛り上がることはご存知でしょうか。2020年に発表されると言われているiPhoneに「ToF式3Dセンシングシステム(※以後ToF式センサー)」が搭載されるという内容がリークされました。
今回は、ToFについてとそれにともなう3D写真撮影の機能の向上について紹介します。
概要
- ToF向けのVCSELを搭載
- ARアプリの精度向上
- メートル単位の長い距離を3Dにおさめられる
- 新技術が実現すれば再現度の高い3D写真撮影が可能に
- 2019年後半に同技術の搭載したiPadが発売?
iPhoneに導入されると噂の3D写真撮影技術
iPhoneX以降には顔認システム「FaceID」が搭載されていましたが、認識できる距離は30cmまでといわれていました。しかし、今回リークされたToF式センサーの搭載により、顔認証を含む空間測定能力が向上するといわれています。
いままでのポートレートモードは精度的に完全とはいえませんでした。例えば、背景のどこをぼかしたのか、またはどこを明瞭にしたいのかといった機能がありません。
ToF式センサーの導入により、ぼかしたい箇所の抽出などの能力が向上するようです。また、Appleが力をいれているARの分野も今回の技術が導入されれば飛躍的に精度があがるでしょう。
現実でARや3D撮影の精度が上がるToF式センサーとは
ToF式センサーとは光の飛行時間を表しています。光が物体に反射して受け取るまでの時間を測定できるため、明確に3Dの実体を捉える事ができます。
この機能をiPhoneのカメラに搭載することで、人間をより明確に把握することが可能になります。ToF式センサーは映し出しているエリアの人数を正確に判断できる力があるほど、精度が高いのでポートレートモードなど人を対象とした3D撮影も高い精度でおこなえるのです。
また、空間測定能力が高いためARアプリとの連動機能も高いことが期待できるでしょう。
3D機能が高くなったiPhoneはARアプリの活用幅が広がるかも
いままでARアプリの数は少なく、流行したアプリもそこまで多くはありません。しかし、今回リークされたToF式センサーの導入によりいままで実現ができなかったARゲームなどが生まれる可能性があります。
改めてAppleの発表が楽しみですね!
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