ドイツのBigRep(ビッグレップ)社が開発した電気自動車「LOCI(ロキ)」を紹介します。この電気自動車はほとんどのパーツが3Dプリンターによって作られています。この新しい電気自動車LOCIにはいったいどのような魅力があるのでしょうか?
「LOCI(ロキ)」について
LOCIはドイツの3DプリンターメーカーBigRep社が開発した電気自動車です。BigRep社は「BigRep ONE」や「BigRep PRO」などの大型3Dプリンターを開発しており、今回紹介するLOCIで使用されているパーツも、これらの3Dプリンタによって出力されています。
過去には3Dプリンターで出力された、電動バイク「NERA」を製作しています。
LOCIの特徴
LOCI大きさは「85cm ×146cm ×285cm」と小さめの設計となっており、14のメインパーツから成り立っています。通常の自動車で使用されている部品の数は数万点と言われているので、それと比較しても少ないパーツで作られていることがわかります。
タイヤにはエアレスタイヤが採用されており、TPUというゴムのような材料が使われています。
LOCIの特徴は様々なタイプのモデルを即座に用意できる点です。通常、車のデザインを変更する際は金型から作り直す必要があるため、膨大な時間とコストがかかります。しかし、LOCIのボディは3Dプリントによって作られているので、簡単にデザインの修正・変更が可能です。
LOCIは使用する場所の気候やライフスタイルに合わせて最適なデザインへと変化します。
今後の3Dプリンターはどうなる?
これまでの自動車は、大規模な工場で大量生産されていましたが、LOCIは3Dデータと大型の3Dプリンターさえあれば作成できます。将来的には、小さな企業でも自動車やバイクなどを製作・販売できる時代が来ることも考えられますね。
3Dプリンターによって、ものづくりがより手軽で、身近なものになるとうれしいです。
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